連載記事:法律で切るママトラブル

思わぬご近所トラブルに発展! 子どもに忍び寄るたばこの危険(法律で切るママトラブル Vol.2)

法律で切るママトラブル

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普段何気なく過ごしている生活の片隅にも、トラブルの目はあるものです。そんなちょっとしたトラブルを、弁護士がわかりやすく解説してくれます。

子どもを持つ親として、子どもの前でたばこを当然のように吸う人は、個人的に許せません。最近では、3次喫煙(煙がなくなった後の洋服やカーペットや壁、床などに残留した有害物質を吸入すること)も危険性が高いことがわかったようですし、たばこの健康被害については、いままで以上に気をつける必要が出てきています。

思わぬご近所トラブルに発展! 子どもに忍び寄るたばこの危険(法律で切るママトラブル Vol.2)

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それでは、日本の法律において、たばこの危険性については、どのように定められているのでしょうか。

なぜ大人はたばこを吸っても良くて、子どもはダメなのか?

日本では、たばこを吸う自由が認められています。ただし、いつでもどこでも誰でも吸ってよいというわけではなく、法律による制限はあります。特に未成年については、「未成年者喫煙禁止法」という法律で、たばこを吸うことが禁止されています。

では、なぜ大人はたばこを吸ってよいのに、子どもは禁止されているのでしょう?

これは、子どもの健康や将来を気づかってのことです。成長段階にある子どものほうが、大人よりもたばこによる害を受けやすいですし、そもそも子どもは、たばこを吸うことで自分にどんな影響があるかということを理解できていません。

ですから、法律で禁止することによって子どもを守ろうとしているんですね。

ちなみに、未成年者喫煙禁止法3条は、子どもがたばこを吸っていることを知っていながら止めなかった親権者について、罰則を定めています。実際に、子どもの喫煙を止めなかった親権者が送検されたこともあります。


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