実は良いこと? 通勤中のネットやゲームで脳を活性化させる方法
通勤時間の電車の中や帰宅後のちょっとした時間に、スマホでネットを見たりアプリでゲームをしたり。
何となく時間を過ごしてしまったことに気づき「もっと他のことをすればよかった!」と後悔すること、ありませんか?
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一見ムダに思える時間ですが、気持ち次第で、脳の活性化に役立つ時間にすることもできるという説があるのです!
一体どういうことなのか、脳科学の視点でご紹介します。
■“気持ちいい”ことは全部、脳にいい!
努力、根性、ストイックさこそ美徳。どこかにそんな日本人然とした精神がある私たちは、楽しいことや気持ちいいことばかりするのに、いくばくかの後ろめたさがつきまといます。
けれど「快感は脳の発達につながる」と、脳機能の権威、久保田競先生は著書『バカはなおせる―脳を鍛える習慣、悪くする習慣』の中で述べられています。
実は、“快感を起こす刺激は全部いい(腹側被蓋野をよく働かせる)”と、サルの実験でわかっています。
出典:『バカはなおせる―脳を鍛える習慣、悪くする習慣』久保田競著P28~29より引用
※腹側被蓋野:脳内のある細胞集団で、ドーパミンが分泌される箇所
とにかく、お金を得て、おいしいものを食べて、気持ちよいと感じることをひたすらやるほうが、脳が発達し、知力も運動能力も高まる、というのが最新脳科学の原則なのです。
出典:『バカはなおせる―脳を鍛える習慣、悪くする習慣』久保田競著P30より引用
“気持ちいい”と思えることが、脳の発達のカギを握っているなんて!
思えば仕事でも、楽しい、やりがいがあると感じるものはサクサク進むし、イヤだな~という気持ちがあると、いまいち捗らないものです。これも脳にとって気持ちいいか否かが関わっているのかもしれません。