連載記事:家族のお金が増えるのは、どっち!? 特集
親に借金の相談をする・しない、信頼されるのは、どっち?(家族のお金が増えるのは、どっち!? 特集 Vol.2)
親に自分たちのライフプラン表を見せる
「ライフプラン表ができたら、親にも見せてみましょう。もし、あなたが親の立場で、子どもからこのようなライフプラン表を見せられたら、どう思いますか? 私が息子にこれを見せられたら、『こいつも家族のことをしっかり考えているんだな』と感心します」と話す菅井さん。銀行員的な視点で見ると、
『数字』をつかって、『具体的に計画している』ことが伝わってくるので、これこそが「信用」に繋がるという。
「きびしい見通し」も正直に話す
まずは自分たち家族のライフプランを、親にきちんと伝える。
「その上で、『今の預金がこのくらいだから、正直10年後にピンチなんだよね』」と言えば、親も『そうか。じゃあ、オレもちょっとなら持っているから、このくらい支援できるよ』と言ってくれるかもしれません。
今後のプランをしっかり話した上で、『きびしい見通し』も正直に伝えて、援助をしてほしい旨を伝えるんです。」(菅井さん)
親のライフプラン表もつくる
そして、ここからが大切だ。
「あなたたち夫婦と子どものライフプランだけでなく、『親のライフプラン』も同じ表の中に記入していきます。これこそが、
『親のことを大事に思っている』というメッセージになります」(菅井さん)
●「夫婦と子ども2人+親のライフプラン表」の例
(出典:『家族のお金が増えるのは、どっち!?』菅井敏之・著/アスコム)