フィンランド出身の注目のデザイナー、レーナ・キソネンさんに聞く、自分磨きのヒントとは?
自分自身であること、自分を意識することが大事流暢な英語で話すレーナさん。もともとは言語に興味があり、通訳になりたいと思っていたそうですが、カレッジ在学中にとっていたアートのクラスの先生から才能を見いだされ、アート系の大学へ進学。2007年までデザインを勉強し、フリーランスとして活動するようになったそうです。
「フィンランドではほとんどの女性が働いていて、自立しています。自分で稼いで自分で生活することができれば、
すべて自分で決められますよね。男性に頼るという考えももともとないかもしれません」
前大統領が女性だったことも象徴していますが、
自立した女性がバリバリ働く社会がフィンランドには確立されているようです。
個展のため準備中のレーナさん。日本滞在中、様々なものからインスピレーションを受けたそう。
「自分を磨き、さらに高めていくための方法」をレーナさんに聞いてみたところ、こんな返答が。
「
自分が自分であること。自分がどんな人間か、何が好きで、何をしたいのか、どこに向かっているのか…。大事なことは
自分に意識を向けることだと思います。そして、自分が何を求めているのかと同時に、
他人が自分に何を求めているか、その
バランスも考えます。若い頃は周りの意見に流されることもありましたが、大人になるにつれて、こうした考えがかたまってきました。仕事に対するモットーも同じで、私の中にある
パーソナリティをいかさなければ意味がない。
自分自身を知ることはとても大事なことだと思っています」
自分自身を意識する…簡単なことのようで、ふだんの忙しさの中、きちんと意識できていない人も多いかもしれません。
私自身、改めてそのことに気づかされました。