ありのままに生きる勇気が湧いてくる! 女性の生き様を描く映画 3選
実際に苦難を乗り越え、命の炎をきらめかせた女性たちの映画を観ると、生きる勇気がわいてきます。「もっと好きに生きていいんだ!」と、自由な追い風に身を任せて「がんばろう!」という気分になれるから不思議です。
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安定した穏やかな日々こそ宝物だとわかっていても、埋没してはもったいない。わくわくして感謝したくなる毎日をゲットするために、自分に“喝”を入れてみませんか? おすすめの映画3本をご紹介しましょう。
「ピナ・バウシュ 夢の教室」が
自分を解放して自信を与えてくれるピナ・バウシュをご存じですか? ドイツ生まれの世界的なコンテンポラリー・ダンサーで振付家。彼女が主宰する演劇的要素の強いヴッパタール舞踏団には、世界中から気鋭のダンサーが集い、2009年に彼女が68歳で急逝した後も、意欲的な活動を続けています。
▼「ピナ・バウシュ 夢の教室」
監督:アン・リンセル
出演:ピナ・バウシュ, ベネディクト・ビリエ, ジョセフィン=アン・エンディコット
この映画は、ピナの代表的演目
「コンタクトホーフ」を演じるため、ダンスは素人の10代の男女40人が集まり、10か月間の猛特訓後に舞台に立つという、無謀とも思えるピナの企画を実現したもので、ピナの生前最後の映像が収められた感動のドキュメンタリー。
「笑いながら全力疾走なんてできない!」と涙目になると、
「自分を解放することを楽しみなさい」と言われたり、まだ10代だから男女で身体を近づけることに戸惑ったり、父親の死とダンスが重なったり、ピナに恋バナを聞かれ正直に応えたりしてレッスンを重ねるうちに、彼らは人見知りが消えて心がオープンになり、自分に誇りを持てるように…。
だんだん惹き込まれて、
まるで自分がレッスンを受けているような気分になってきます。最後の圧巻の舞台を観て、「みんながんばったわ。愛してる。
ミスはいいの。努力が大事なのよ。子どもたちの作品への愛に感謝するわ。
私は幸せよ」と静かに語るピナの言葉が胸に染み入ります。自分を
内省して、目の前を明るく導いてくれる映画です。