条件は「楽しいこと」! 入社5年目、IT系独身女子のリアルな転職探し
■「文化祭」「一芸」「イケメン」こんなキーワードもOK! フリーワードで求人検索
でも…わたしに『天職』なんてあるのだろうか。やりたいこと、好きなことってなんだったっけ。
“圧倒的に尊敬できる人と働きたくて”
そう話していたユイの笑顔が忘れられない。
楽しい思い出といえば…学生の頃の文化祭だ。Indeedのフリーワードに『人前で話すのが好き』と打ち込み、条件で「正社員」をチェックする。
シンプルな結果画面にずらっと並ぶ結果たち。
(人事に、マーケティング会社か…いいかも。じゃあ、これは?)
フリーワードに『文化祭』と打ち込むと、結果画面には映像制作会社やイベント企画運営会社が並んだ。なるほど、たしかに文化祭っぽい仕事だ。
だんだんフリーワード検索が楽しくなってきた。
『お笑い』『一芸』『イケメン』など、およそ仕事探しをしているとは思えないキーワードを、つぎつぎと打ち込んでいく。
それでも、Indeedの検索結果画面にはマーケティング会社やタレントキャスティング会社が並んだ。
いままで選択肢に入れてこなかった業界の求人が並ぶ度に、いまとはまったく違う未来が開ける気がして、気分が高揚する。
今度はもっと絞り込んで、職種や勤務地、雇用形態を指定してキーワードを打ち込んでいく。
いままで働いたことのない業界でも「未経験」だってOKな求人が見つかった。
(世の中には、本当にたくさんの仕事があったんだなぁ)
■可能性が広がるだけでも未来は明るくなる
Indeedの魅力は、検索の柔軟性だけじゃない。シンプルな画面デザインも重要だ。
通勤中、スマホで検索するのはもちろん、職場でもこうやって検索できたりして。
ついつい熱中して、前屈みで求人情報を眺めていると、視線を感じた。
ハッとしてパソコンから顔を上げると、斜め向かいの席の先輩が、笑顔でこちらを見ている。いつもチームを引っ張ってくれるムードメーカーの先輩だ。
(ヤバい、バレた…?)