連載記事:普通のママでもできる投資
ジュニアNISAで教育資金の運用スタート(普通のママでもできる投資 Vol.19)
・その2:非課税投資枠の上限は年間80万円まで
ジュニアNISAで株式投資信託や上場株式を購入できる限度額は年間80万円です。分配金や配当金、値上がり益が非課税になります。
・その3:非課税期間は5年間
ジュニアNISAの非課税期間は、最長5年間。非課税期間が終了した後、20歳までは非課税のまま、年間80万円までは継続保有することができます。
売却はいつでも可能です(お金の引き出しは期限までできません)。売却した場合、非課税枠の再利用はできません。未利用の非課税枠を翌年以降へ繰り越すこともできません。これは、
前回のNISAの場合のポイント「その2」「その3」と同じです。
ジュニアNISA口座で発生した損失は、ほかの口座と損益通算したり、繰り越し控除することはできません。これも前回の「その4」と同じです。
・その4 :18歳まで原則出金不可
原則として、18歳までは払い出し(出金)ができません。払い出したときは、過去の利益分に対しても課税されます。
ジュニアNISAは、子どもの将来に向けた資産運用のための制度なので、原則、子どもが、3月31日において18歳である年の前年の12月末までは、災害等のやむを得ない場合を除いて出金することはできません。
もし、期間中に出金するということになると、過去のすべての利益に課税されますし、ジュニアNISA口座を廃止して全額を出金することになります。
次回は、どのように利用をしていけばいいかについてお話します。
プロが解説。株価が下落しても、資産運用を続けて大丈夫?