連載記事:ダンナのトリセツ
ダンナの力量は妻が決める【ダンナのトリセツ 第1回】
こんにちは。心理カウンセラーの小高千枝です。
みなさんにとって「カウンセリング」や「メンタルトレーニング」はまだ身近な存在ではないかと思います。
けれど、こうやってカウンセラーという立場でメッセージを送らせていただき、みなさまと共有する機会が増えて来ていることによって「心をみつめる」「自己理解を深める」「円滑なコミュニケーションのために」など…少しずつ、興味関心を持っていただけているということも感じております。
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心理学というと、「なんだか難しそう」「心を読まれそう」そういった感覚を受ける方も多いかと思いますが、心理学は“対人コミュニケーション”に役立つひとつのツールです。
自分自身の“人生に興味”を持ち、“内面的豊かさ”を培うための方法という意識を持っていただけると、少し敷居が下がるのではないかな…と思っております。
そこで今回より、皆さまがより心地よい毎日を過ごすための、ご主人との向き合い方について『ダンナのトリセツ』としてお伝えしていきたいと思います。
■ダンナさまが笑顔であるためにしたいこと
日ごろ、ご主人に対してどのような接し方をしていますか? ひとは、何気ない言葉掛けや、接し方で気持ちが左右されるものです。
毎朝「行ってらっしゃい」のキスをしないまでも、玄関までお見送りをしたり、共働きの場合は「おはよう」と、笑顔のあいさつは欠かさないようにしたり…コミュニケーションはしっかりと取れていますでしょうか?
みなさんの日常を支えるご主人の“仕事”は、なくてはならないモノ。
職場で毎日元気に気持ちよく「笑顔でお仕事を頑張ってもらいたい」と思うのであれば、妻の“「内助の功」度”が影響を与えます。
■男性の支配欲、名誉欲によりそう
ではどのような接し方や言葉掛けが、内助の功度を高めるのでしょう。
それは、男性の本能的に備わっている支配欲や名誉欲によりそい、満たすことです。
支配欲…他人を自分の思い通りに動かし、集団を統制したいリーダー的思考の欲求
名誉欲…業績や功績を認められ、社会的地位や名声など他者からの尊敬を求める欲求
「そんなこと、今さらできない!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。