連載記事:坪田あさみのインテリアコーデBOOK
“見せる収納”は、“見せてもカッコいい収納家具”選びから【坪田あさみのインテリアコーデBOOK #2】
東京の狭い住環境において、収納は大きな問題です。マンション住まいの我が家も、一部屋にクローゼットがついているのみ。奥行きもないので、洋服をかけることしかできません。
ウォークインクローゼットやストックルームなんて夢のまた夢。とにかく収納環境はよくありません。都会で賃貸生活をしている人にとって、収納不足は永遠の悩みではないでしょうか?
しかしないものはないのだからしょうがない。スパッと諦め考え方を転換しましょう。
■坪田あさみ的「見せる収納」とは
私が見出した収納解決策、それは「見せる収納」です。
全く目新しさのないお馴染みのワードですが、フライパンや調理器具を並べるあの「見せる収納」とは違います。
外に出しておいても見た目が悪くない収納家具を選ぶ、という意味の「見せる収納」なのです。
トップ写真をもう一度見てみてください。奥のほうに置かれている黄色いボックス、これ、何だと思いますか?
フランスのATLIER33のフライトケース ※アンティーク
すごく頑丈でしっかりとした作り。カジェット感がタイプです。
じつはこれ、ミュージシャンが飛行機で楽器を運ぶ時に使うキャスター付きフライトケースなのです。かなり容量があり頑丈。見た目のガジェット感もカッコいいですよね。
第1回のコラムで説明しましたが我が家のインテリアのコンセプトは「暖かみのあるウッドと工業製品的冷たさ」。
まさにそれにフィットするデザインでひと目惚れ! 即決でした。
我が家ではリビングの目立つ場所においていますが、この鮮やかなイエローがちょうどいいアクセントになっていると思います。
◇Asami's Answer◇
「見せる収納」とは、“見せてもカッコいい収納家具”