連載記事:ムギ子の映画deえいご
「マディソン郡の橋」の名言から学ぶたった一度の愛を英語で言おう【ムギ子の映画deえいご Vol.3】
ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。
イラスト/尾崎ムギ子
ハア、恋がしたい。「恋を何年、休んでますか?」――34年です(わたくし34歳)。…というのはオーバーですが、でも“本当”の恋はまだしたことがない気がするのです。この世のどこかに、まだ見ぬラブラブダーリンがいるはず! そんな気持ちになった、今回の映画でございます。
■第3回『マディソン郡の橋』に学ぶ、「一生に一度だけ…」の表現方法
今回ご紹介する映画のタイトルは、『マディソン郡の橋』。
前回、「次回は不倫のお話」と予告しましたが、これを果たして不倫と呼ぶのかどうか…。いやまあ、やっていることは不倫なのですが、感動的な純愛の映画でございます(不倫に純愛もなにもない?)。
ワシントンからアイオワ州にやってきた、カメラマンのロバート(クリント・イーストウッド)と、アイオワ州マディソン郡に暮らす主婦・フランチェスカ(メリル・ストリープ)。フランチェスカの家族が留守にしている4日間限定で、2人は情熱的な恋に落ちます。最後の晩、「ついてきてほしい」と言うロバートに、フランチェスカは戸惑いを隠しきれません…。そんなフランチェスカに、ロバートは言います。
“I'll only say this once. I've never said it before. But this kind of certainty comes just once in a lifetime.”
(一度だけ言う。初めて言う言葉だ。これは生涯に一度のたしかな愛だ。)
ロバートの真っ直ぐなこの台詞に、涙腺決壊…! 生涯に一度のたしかな愛、わたくしにもプリーズ…! 結局、2人は結ばれることはなかったのですが、それでも生涯、お互いを想い続け、ラストは本当に…涙なしには見られません。