連載記事:普通のママでもできる投資
未来のための資産運用をスタートしよう!(普通のママでもできる投資 Vol.24)
ぜひ、みなさんも、「普通のママでもできる投資」を参考に、株式や投資信託などのリスク資産をDCやNISA口座を活用して、個人資産を殖やしていきましょう。
■無リスク資産はどうすればいい?
超低金利下でも、一定の利益を確保することができるのは、「個人向け国債」でしょう。
Vol.10で、個人が買える国債をご紹介しましたが、現在、「新窓販国債」はマイナス金利で販売を停止しています。「個人向け国債」は買うことができます。
固定3年、固定5年、変動10年がありますが、おすすめは「個人向け国債10年変動金利型」です。最低金利が0.05%(税引後0.0398425%)まで低下しましたが、銀行預金の定期金利の0.01%と比べると高く、また変動金利なので、今後、国債の利回りが上がれば、連動して金利も上がります。金利は半年ごとに見直されます。
購入後1年経過すれば、2回分の利子相当額を支払えば解約できますが、今後、金利が高くなるようなら、ペナルティの2回分の金利も大きくなります。
途中換金しなくてよいように、10年間使う予定のないお金で買いましょう。
逆に言えば、当面使う予定のないお金は、銀行預金にしておかないで、国債で運用したほうがよいということです。
■普通のママでもできる投資まとめ
- 当面必要なお金(半年〜1年間の生活費)や4、5年以内に必要な教育費などは預貯金で持っておく
- どんな資産にいくら配分するかアセットアロケーションを決める
- 具体的に運用する商品を選ぶ
- DC、NISAを優先し、どこで運用するかを決める
詳しくは、Vol.15の「
資産運用をスタートするプロセスのおさらい」をご覧ください。
運用をスタートしたら、年に1~2度、資産の状況を確認してください。自分の決めたポートフォリオから、配分が大きく変化しているようなら、「リバランス」を行います。積立金額を調整するなどして、調整していきましょう。配分比率を維持することが大切です。
皆さんが、このコラムをきっかけに、自分の未来のお金について考え、「なんとかなる」ではなく、「なんとかしよう」と一歩を踏み出してくださることを願っています。
1年間、おつき合いくださり、本当にありがとございました。
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