連載記事:ダンナのトリセツ
もっと自由にワガママでいい! 妻から変える夫婦関係術【ダンナのトリセツ 第10回】
こんにちは。心理カウンセラーの小高千枝です。
先日、男友だちから「結婚を考えていた彼女と別れてしまった」と打ち明けられました。相手の女性もご年齢的にお若かったこともあり、独立したばかりの彼を支えきれなかったなど、お二人にしかわからない問題も色々とあったようです。
もう少し冷静になって物事を見ることができていたら、歩み寄れたような気がするね…と、
客観的な視点から話をしました。
渦中にいるとなかなか難しいのですが、
“別人格の自分”で、
“渦中に巻き込まれている自分”を冷静に客観視することができるようになると、対応策がぽろっと見えてくることもあります。今回は、そんな「客観視する力」を身につける方法をご紹介します。
■ 人はすぐに “すべてを変える” ことはできない
前回の「ダンナのトリセツ」記事(第8回、第9回)では、奥さまであるみなさん、そしてご主人もお互いに変化をもたらすことで関係性が良くなる、というお話をしました。
しかし、「その後はどうしたら良いの?」というご意見も聞こえてきそうですね。人はすぐに “すべてを変える” ことはできません。
変わる以前の感覚にも安堵を覚え、そこに身を置きたくなる気持ちにもなります。だからこそ、過去において居心地良かった感覚と、新しい感覚との間において一喜一憂しながら、少しずつ魅力的な妻、母、そして女性であるための階段をのぼっていってみてください。