連載記事:住宅ローンの基礎知識・2016
Vol.5 住宅ローンの金利――10年前に家を買った私のリアルな実感
■ファーストステップ:「固定金利」と「変動金利」
住宅ローンの金利は、「固定金利」と「変動金利」の2つのタイプに大別される。どちらを選ぶかで将来的な損得が違うので、最初のポイントだ。
■セカンドステップ:「基準金利と「優遇金利」
セカンドステップは、「基準金利」と「優遇金利」だ。例を見ながら、それぞれに説明していこう。
<基準金利>
その金融機関が貸し出しをする際のベースとなる金利。店頭金利とも言い、かつては、どの金融機関もこの金利で貸し出しをしていた。
<優遇金利>
現在、住宅ローンのメインとなっている金利。住宅ローンの貸出競争が激化している今、多くの金融機関が優遇金利での貸し出しとなっている。
ただし、ひとくちに優遇金利と言っても、「誰にでも適用されるハードルの低い優遇金利」から、「ハードルが高いかわりに金利が最も低い最優遇金利」まで、優遇幅に段階が設けられているのが一般的。
優遇金利のポイントは、「優遇金利の適用条件」と、どれくらい金利を優遇してくれるのか? という「優遇の度合い」をきちんと調べてみることだ。