月9ドラマ 『好きな人がいること』 最終回 東村了役の吉田鋼太郎さんインタビュー
■そんなキラキラした世界の中で、東村はかなり刺激を与えるような役でしたが、演じてみていかがでしたか?
©TOPLOG
「前半は千秋をどう喝し、後半は夏向をどう喝し、終始どう喝に徹するという役柄。ドキドキするような彼らの恋愛シーンに唯一水を差すというとても大事な役柄だったので、それまで流れていたドラマの空気を一瞬でグッと変えなければならないという難しさはありました。でもそこは思い切りやらせていただこうと最初から決めてましたので、意識して演じてみたつもりです。
今回は出演者の平均年齢が若かったので、現場がすごく若者たちの雰囲気で。みんなでわいわい盛り上がっている感じがすごく新鮮で、心の底からうらやましいと思いましたね。入りたいと思っても入れなかったのが残念(笑)。20代の彼らが屈託なくフランクに話をしている姿は、本当に素敵なんですよ。
その姿を見ているだけで元気をもらえました」
■それぞれタイプのまったく違う柴崎家の3兄弟でしたが、吉田さんご自身はどのタイプが近いですか?
「僕は千秋ではないな~。かといって夏向でも冬真でもないんですが。でもどっちかといえば、22歳くらいのころは突っ張って、仕事はちゃんとやってやるぞと、恋愛は二の次だと考えている硬派なところがあったので、夏向に近いのかなとは思いますね。中身はめっちゃ軟派なんですけど(笑)、それをなるべく出さないように、そしらぬクールな感じを装ってました」
■恋に不器用な美咲のような女性はいかがですか?
「自分の恋人にするなら、ああいう女性がいいですね。自分がやるべきことや目標をきっちり持っていて、まずはそれに向かって邁進している女性。そこから偶発的に生まれてきてしまう恋愛というのも理想的ですよね。
仕事にずっと一生懸命だったけど、気がついたらこの人好きかもしれないというような状況は、本人にとってすごくうれしいことだと思うんです。
そういう風に生きている女性はすごく魅力的だと思います」
■最後に、読者へのメッセージをお願いします!
©フジテレビ
僕もいろいろな恋愛をして、失敗もしてきましたが。そのときそのときで一生懸命でしたね。恋愛をすると、その人のいいところも悪いところも全部知りたくなるわけですよ。そうなるとどうしてもぶつかり合ってしまう。それでも、自分のことも知ってもらうためにも誠心誠意ぶつかっていってほしいですね。
ですけど、これだけはやってはいけないっていう最後の一線があると思う。非常に難しいですが、そこの節度のバランスをうまくとりながら、身も心も捧げつくすような。そんな命がけの恋愛をしていってほしいと思います。
ドラマのタイトルでもある『好きな人がいること』は、僕にとっては一番大切なこと。好きな人がいなければ仕事にも身が入らないでしょうし、今日あったことを家内に話すことはとても楽しみなんです。トラブルのない人生はありませんから、そこを2人でどう乗り切っていくか、楽しんで経験していけたらと思います」
『好きな人がいること』
毎週月曜よる9時放送
出演:桐谷美玲、山﨑賢人、三浦翔平、野村周平、菜々緒、吉田鋼太郎 他
公式ホームページ
http://www.fujitv.co.jp/sukinahitogairukoto/
公式Twitter
https://twitter.com/Getsu9_Suki
文:Sayaka Seko 撮影:Shun Yokoi(t.h.i.d.a)提供:TOPLOG
結婚に踏み切れない理由は? 結婚を切り出すためにしたことは? ヒコロヒー、さや香・新山、藤本美貴、三浦獠太が熱く語る【さよならプロポーズvia ギリシャ】