連載記事:働くママの応援歌
たった1年の休みなのに、浦島太郎?! 2回の育児休業をした先輩ママの体験談【働くママの応援歌 Vol.5】
キャリアコンサルタントの上田晶美です。育児休暇を経て仕事に復帰してがんばる女性たちのために、さまざな情報をお届けしてまいりました。
今回は、育児休業明けの職場で
「連帯感のありがたさ」を実感したという、先輩ママNさんのケースをご紹介しましょう。
© blanche - Fotolia.com
■一人目と二人目は違う?
NさんはIT企業に勤めている二人のお子さんを育てながら働くママ。運よく、二人は同じ保育園に入ることができ、順調に働き続けています。
そんなNさんですが、
第二子の育児休業を終えて復帰したとき、第一子の時と
大きな違いがあったことに驚いたそうです。
「一人目の復帰のときは、ミーティングで『よくかえってきたねー』、とみんなに拍手で迎えられた。なんだか晴れがましくて、がんばろーという気持ちになりました。
ところが、二人目の復帰ではミーティングもなく、あっさりとスタート。意気込んで復帰したのに肩すかしという感じで。
たまたま取引先の担当者が変わっていたこともあり、
たった1年の休みなのに、浦島太郎になった気分でした。まるで新人扱いで、あいさつするだけでひと苦労。関係構築に時間がかかって、それは疲れました」
二人目の育児休業は周囲から冷たい目で見られるのか? と、勘ぐったりしたそうです。一回どころか、二回も育児休業をとった人と思われて。なんでも滑り出しというのは大事なものですね。上司としての配慮ははじめこそ、肝心ということです。