誰しも一度はあこがれる、
「花と緑に囲まれた暮らし」。家事や育児、仕事に追われる毎日には難しいことだと考えがちですが、「たった1本からでも始められる」と言われたら、少し興味がわいてきませんか。
そんな楽しみ方を提案し、いつしか自然に、花や緑のある豊かな暮らしに導いてくれるのが
Tiny N主宰「花生師」として活躍する
岡本典子さん。雑誌やディスプレイ、イベントなどあちらこちらでご活躍の岡本さんですが、実は小学3年生&1年生の
二人のお子さんのお母さんでもあります。
『花生活のたね』 (岡本典子 著/エクスナレッジ 刊)
仕事に家庭にと、毎日はつらつと走り抜けている岡本さんに、忙しいからこそ暮らしに添えたい
花の楽しみ方、そして
子育てのお話を伺いました。
▼岡本典子さんファミリー プロフィール
・家族構成:夫、妻、小学3年生の男の子と、1年生の女の子との4人暮らし
・居住エリア:神奈川県
・住宅形態:一軒家
・Instagram:日々頁
@noriko_okamoto、花頁
@hanaikeshi
・Facebook:
https://www.facebook.com/Tiny-N-188708961316175/
・HP:
http://tinynflower.com/
■花とアンティークのある暮らし
リビングへ足を踏み入れると、窓辺や棚だけでなく、天井までも、あふれんばかりに飾られたドライフラワーや生花。岡本さんが生み出す作品同様、アンティークカラーのグラデーションが、古い家具と溶け合うことでドラマティックな空間を生み出しています。
高台に建つ一軒家を購入し、DIYが大好きなご主人と一緒に、少しずつ手を加えながら暮らしている岡本さん。大好きなアンティークの家具に似合うよう、リビングの壁には家族みんなで漆喰を塗りました。
「一人暮らしを始めたころから、変わらずずっと古いものが好き。
アンティークの家具が好きなのは、さりげなく自然に、花と調和するからかもしれません」
リビングからエントランスへ抜けるドアは、アンティークショップで購入した古いドアを設置。あいた壁にも、建具や脚立を立てかけ、こちらはエアプランツなどのディスプレイに。
窓は、一般的なサッシの部分に木枠を取りつけ、はめ殺し窓のようにしています。ガラスははめていないので、すき間からサッシ窓の開閉もOK。
クラック加工ペンキ(乾くとひび割れて、アンティークのような仕上がりになるペンキ)を塗り、こちらも時間をかけて育ったような趣に。建具を味わいのある素材に替えると、部屋全体の重厚感がぐっと増すようです。