子育てをしながらでも、
自分が好きなものを追いかけて仕事をしたい。でも、暮らしもていねいに整えたい。女性ならば一度は考えたことがあるかもしれません。
そこに立ちはだかる理想と現実のギャップに落ち込んだり、自分は無理だとあきらめてしまったり……。
パレスチナ発祥の古代穀物「フリーカ」は、ビューティ&ヘルスコンシャスな人たちの間で注目を集めている。アラブ諸国の“おふくろの味”。堺さんは、厳選したオーガニック栽培のフリーカにこだわり、フェアトレードでの輸入を行っている。
今回お伺いしたのは、話題の
スーパーフード「フリーカ」の輸入代理をしている「edit JAPAN」代表の
堺あゆみさんのお宅。
小学校3年生と保育園に通う2歳、2人の女の子を育てるお母さんです。
パレスチナ旅行でフリーカと出合い「これだ!」と直感、幼い子を育てながら起業。しなやかでバイタリティ溢れる堺さんに、
インテリアと子育てについてお話を伺いました。
▼堺あゆみ さんファミリー プロフィール
・家族構成:夫、妻、9歳&2歳の女の子との4人暮らし
・居住エリア:東京都
・住宅形態:マンション 2LDK+S
HP:
http://editjapan.jp/
Instagram:
@editjapan
■家族で訪れた旅先の思い出に囲まれる暮らし
入居して3年弱。リビングが広い物件を探していた中でここに出合い、建築家と相談しながら、より暮らしやすい間取りにリフォームを加えました。
窓からは都心の緑と空が楽しめる、まるで海外のお宅にお邪魔したかのような、開放的なリビング。「○○系」と縛られない、リラックス感のある
ミックススタイルです。
広いバルコニーが、内と外とをつなぐアウトドアリビングとなり、解放感たっぷり。照明や椅子など、効果的に黒を使うことで全体を引き締めています。椅子のひとつは、自身で黒くペイントしたのだそう。
「旅が好きで、年に1度は家族で旅行を楽しんでいて、昨年はバリを訪れました。
現地ではキッチンつきのヴィラに泊まって料理を楽しんだり。暮らすように旅する……なんていうとかっこいいですけれど(笑)、子どもと一緒ですし、無理なくのんびり過ごしています」
実は、部屋中を彩るアイテムの数々が、そんな旅先で出合ったものたち。「どれもバラバラの地で求めたものですが、部屋に飾ることで思い出に囲まれているようで嬉しいんです」
奥に見える3つの丸い壁掛けは、ベトナムで出合った銅鑼。現地の職人さんから直接購入した思い出の品。
部屋を象徴するような大きな丸テーブルは、リフォーム後にサイズオーダーで誂えたもの。「丸テーブルだと、インテリアに表情を持たせられる気がします。人数を選ばず囲めるのもいいですね」
大きな丸テーブルは、ここで食事をとるのはもちろん、
家族の集いの場でもあります。
「長女はここで宿題もするので、壁際の作りつけの棚に、彼女専用の一角を設けて収納しています。
ここには私の仕事道具からスキンケア用品、子どもたちの学校や園の書類など、家族の必要なものを集約しています」
サイズに合わせてジャストサイズの収納用品を選び、またここでも黒をポイントにすることで、たくさん物が入っていても見た目はすっきり。