好き嫌いには味見作戦を! フランス式・好き嫌い克服法
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「好き嫌いが多い」「野菜を食べてくれない」「お菓子ばかり欲しがる」・・・。小さな子供を持つママで食について悩んでいる方は少なくないでしょう。
そこでとりいれたいのは、フランス人の食に対する考え方です。今回は、
フランス式好き嫌い克服法をご紹介します。
■偏食、少食 … 子どもの食の悩みはフランス式で解決
せっかくがんばって作っても嫌がって食べなかったり、体にいいから食べてほしい野菜などを食べなかったりすると、ついつい子供に「食べなさい!」とガミガミ。
怒られながらおいしく食べられるはずもなく、むしろ逆効果だとわかっているのに怒るのをやめられないママも多いはず。実は筆者も次女が3歳の頃、偏食に悩んでいました。そんな時に出会ったのが、
『フランスの子どもはなんでも食べる』(カレン・ル・ビロン著)という本。
『フランスの子どもはなんでも食べる』カレン・ル・ビロン著/WAVE出版
「あ、なるほど」と考え方を変えるきっかけになり、この本を読んでからずい分と気が楽になりました。そのなかから、子どもの好き嫌いを克服するためのコツを3つご紹介します。
■コツ1:「食べ物」と「感情」を切り離す
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まず大切なのは、
食べ物に
感情を結びつけないことだそうです。つまり、子供が食べないからって、感情的に「食べなさい!」と怒るのはNG。
怒ったことで例え子供が食べたとしても、母親が恐くて噛まずにのみこむのが関の山で、その食べ物を好きになるどころか、嫌な感情を思い起こすものになりそうです。
食べることを
強要しないのはもちろんのこと、食べてほしいものを子供が食べようが、残そうが、感情的に
一喜一憂しないことがポイントです。
■コツ2:慣れない食べ物は、「味見」だけさせる
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フランスでは新しい食べ物に子供が拒否反応を起こすことは当たり前で、まず
「慣れる」ことが大切だと考えます。だから、見慣れない食べ物を食べないのはまだその食べ物に慣れていないだけ。
怒ったり、大騒ぎしたりせずに、「味見だけしてみたら」とひと口だけ食べてみることを子供に勧めます。
例えひと口食べることさえ拒絶されても感情的にならず、淡々とお皿を下げます。
フランスの育児書では、7回程度、多ければ10回から15回程度、この
「ひと口お味見」をして慣れさせていくことを推奨しているそうです。