連載記事:パパママの本音調査
春の運動会の不安… 年間8000件以上事故が起こる〇〇〇とは?【パパママの本音調査】 Vol.95
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春の運動会の季節ですが、組体操の危険性が問題視されていることを知っていますか。日本スポーツ振興センターのデータによると、組体操の練習中などに起きる事故は年間8000件を超え、死亡事故や重度の後遺症が残るようなケースもあるようです。大阪府では組体操の一部を禁止をすることにしましたが、この規制について親たちの意見を聞いてみましょう。
Q.組体操の規制、どう思う?
1.賛成 17.5%
2.どちらかと言えば賛成 20.4%
3.どちらかと言えば反対 30.2%
4.反対 14.1%
5.わからない・どちらとも言えない 17.8%
どちらかと言えば賛成が30.2%でもっとも多い結果になりました。とは言うものの、賛成・反対・どちらとも言えないとそれぞれがばらつきのある回答に。子どもの安全と子どもの発表の機会、どちらを守るべきなのか親としても意見が分かれるようです。
■骨折や流血など怪我が多発!
組体操の規制が行われる背景となっているのが、その危険性。実際に骨折や流血などの怪我をしている場合もあります。
そこまでして組体操にこだわらなくてもいいのではという意見もありました。
「骨折しました、練習の初日に。最後の運動会が思い切り楽しめず残念でした」(奈良県 40代女性)
「子どものとき一番下にされて、毎回小石が膝に刺さって血が出た。本当に痛くて苦痛で嫌だった」(山梨県 30代女性)
「何のために組体操をするのか? タワーは確かに見応えがありますが、危険をおかしてまでやるべきことじゃないと思う。組体操以外にもたくさん見応えのあるものはあります」(神奈川県 30代女性)