2017年7月4日 07:00|ウーマンエキサイト

心屋仁之助塾がアドバイスする「家族の暴力」【心屋仁之助 塾】



頑張ってもなかなか報われず、自分のダメ出しが癖になっていくと、人はどうなるのか。

「ここがダメ、あそこがダメ」「どうしてそうなるの?」「私のダメなところを分かってよ、支えてよ」「私の期待に応えなさいよ」と、親しい人たちのことも、次から次へと見張るようになっていきます。

そうして誰かを見張ると、ダメなところばかりが目に付き、相手のいい面はなかなか見えなくなっていきます。

相手の「頑張っているつもりでも、できていない」「やろうとは思ってるけど、行動に出られない」という状況も”言い訳”に感じてしまい、むしょうに腹が立つこともあったかもしれません。

これが心理学などでよく言われる「鏡の法則」、もしくは「投影」のしくみなのです。

あなたが、あなた自身にこんなふうに辛く当たったり、いじめてきたりしているんだよ…ということを、周りの人たちが教えてくれているのですね。

そうやって誰かに見張られていると、どんどん窮屈になり、やがて「期待されること」から逃げたくなってしまうのが人間の心理。頑張ったってどうせ失敗する、期待を外される、がっかりされる…と分かってしまうからです。
そして「誰かをがっかりさせるような自分」を見たくないから、先に失敗しておくほうが安心、という気持ちにもなってしまう。

こうして、見張っている側からすると、どんどん相手が「できないダメな人」になっていく――。

これが、自分が身の回りの人をダメにするからくりです。つまり、自分が自分をダメにしてきたかもしれないし、誰かのこともダメにしてきたかもしれない、ということですね。


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