山崎賢人、左右されまくりの人生の集大成! “Ψ強”の笑い『斉木楠雄のΨ難』



■笑いをこらえるのに必死の撮影現場――「早く2回目がやりたい」

『斉木楠雄のΨ難』山崎賢人インタビュー
――すごく楽しそうな撮影現場ですね。

めちゃくちゃ楽しかったです。斉木は(無表情で)スンっとしているのですけど、周りのみんながすさまじいので、笑いを耐えるのがすごくキツかったです。超楽しかったんですけど(笑)。

撮影中は、とにかく「福田さんを笑わせたいな」と思っていました。福田さんが笑ってくれると安心というか…。でも福田組常連の賀来(賢人)さんには「福田組は2回目からが怖いよ」って言われて。「何をやったら笑ってくれるのかって考えていくうちに、やばくなるぜ」と。
だから早く2回目がやりたいです。

――2回目以降、さらにいろいろなことを要求されそうですが…。

何も抵抗もないです! デビュー作でも、裸でデッサンされてますし(笑)。

今回、みんなそれぞれが本当に役に合っています。(海藤瞬役の)吉沢亮くんも「この役をやるために僕は生まれてきた」みたいな話をするくらい。逆に自分は、次にどういう役を演じれば笑ってもらえるんだろうなぁとか思っちゃいますね。

――今後もコメディについては、料理されてみたいという感じですか?

料理されてみたいし、自分でも準備していきたいですね。ビジュアルに関しては、どんな要求をされてもまったく問題ないです。


――今回、「新しい扉を開けてしまった…」という感じですね。

そうですね、開けに行った感じです!

――では、撮影をとおして発見した、自分の新たな一面はありますか?

「笑いに対する貪欲さ」は発見かもしれません。お笑い番組を見ていても、やっぱり芸人さんはすごいなって思います。

たとえば、サンドウィッチマンさんとかロバートさんとか…。ロバート秋山さんの『クリエイターズ・ファイル』はかなり見ていて、ツボですね。すごく好きです。

――映画の中で、笑わせる立場を経験できましたね。

「笑える」って、一番幸せなことだと思っているんです。
週末にレジャー施設のアトラクションに乗るような感じで、「遊びに行かない? 笑いに行かない?」って。だから映画を観て楽しめて、笑えるというのは魅力的ですよね。

■山崎賢人の集大成! いままでのイメージがあるからおもしろい

山崎賢人、左右されまくりの人生の集大成! “Ψ強”の笑い『斉木楠雄のΨ難』
――念願のコメディ作品ですが、ご自身にとってどんな作品になりそうですか?

代表作です!(笑)

――(笑)。これまでの山崎さんのイメージとは違うと感じました。

いままでのイメージもあるからこそ、壁ドンのシーンとかもおもしろいんじゃないかなと思っています。照橋さんの「『ヒロイン失格』も『オオカミ少女と黒王子』も観てねぇもんな!」っていうナレーションのあと、斉木が壁ドンしたら校舎が崩れる…みたいなシーンがあるんです。そんなところにこれまでの出演作が生かせたことを考えたら、やっぱりこの作品が集大成ですね(笑)。

――クールを飛び越えて無表情という斉木を演じる上で、一番難しかったのは?

笑いをこらえるっていうところですね。
斉木に近づいてくる人は、みんな距離が近いんですよ。

賀来さんには、顔をすごく触られていましたし。窪谷須(賀来賢人)は、メガネを外すと、まったく目が見えないから、斉木にすごく寄りかかってくる。最終的には、窪谷須に体重を全部かけられるんだけれど、そのおかげで斉木の眼鏡がズレてくるのがおもしろくて。でも斉木はスンってしてなきゃいけない。

監督からも「メガネがズレるから、それを無表情で直してこう」と言われて「はい、わかりました」って(笑)。あの中で笑いをこらえるのは、結構キツかったです。

――では、とくにオススメのシーンを教えてください。


海藤と燃堂(新井浩文)との屋上のシーンかな。もう笑いをこらえるのが大変だった。吉沢くんも最初は完璧にやっていたのに、俺の笑いにつられてしまって最後の最後で笑っちゃったりして。ちょっと申し訳なかったです。

――山崎さんも、吉沢さん演じる海藤役も似合いそうですね!

海藤のキャラ好きです、笑いのツボ的に。ずっと吉沢くんと「海藤やばいよね」って話していました。

――現場の中で、共演者の演技などから「斉木楠雄」に生かしたことはありますか?

みんなそれぞれのキャラの笑いがあったと思います。これだけおもしろい人がいる中で、斉木は妄想シーンとかだけで笑わせるのは難しいですよね。


でも、斉木がやるとおもしろくなるんです、ふだんスンとしているから(笑)。だから共演者の演技に影響されるというよりは、斉木は斉木なままでいるという感じがしました。

――共演者のみなさんと、演技についてお話しされましたか?

みんなが仕掛けてくるけど、斉木は心の中のツッコミなので、芝居での掛け合いはあまりなかったです。だから演技について話すというよりも、(自分の感覚的にも)心の中でツッコんでる感じで。観客って言うと語弊があるかもしれませんけど、別のところから自分を観ているような感覚で演じていました。

――ちなみに、山崎さんが使ってみたい超能力は?
山崎賢人、左右されまくりの人生の集大成! “Ψ強”の笑い『斉木楠雄のΨ難』
心の声は読みたくないなって思いますけど…。何か物を動かすっていうのが最高ですね。布団とかに寝ていて、テレビのリモコンにちょっと手が届かないときに、超能力を使って手元に移動させる。
でも斉木だったら、そのまま「ピッ」ってテレビ点けられそうですけどね、リモコンとか使わなくても(笑)


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