2017年9月27日 20:00|ウーマンエキサイト
海嫌いを克服! 水に顔もつけられなかった息子がネイチャー男子に急成長【5歳息子と行った「奄美大島4泊5日」家族旅vol.2】
■クロマグロに舌鼓! フェリーで古き良き日本が残る加計呂麻島へ
予約しているフェリーの出発まで40分。しかし、私たち夫婦には、その前にどうしても食べておきたいものがありました。それは、名物の
クロマグロ!
古仁屋港がある瀬戸内町は、クロマグロの養殖日本一。古仁屋港の
「せとうち海の駅」にあるシーフードレストランに駆け込み、
本マグロ丼を急いでいただきました。
味噌汁、お新香、茶碗蒸しが付いて1800円といいお値段ですが、脂ののりがちょうどよく、濃厚な味わい。時間がないからと、諦めなくてよかった! そして、フェリーで加計呂麻島へ。
「静かだなぁ」。
加計呂麻島の第一印象です。
お店はほとんど見当たらず、車も人もまばら。山道を進むと、青く澄んだいくつもの入り江が見えてきます。この入り江ごとに、人々が暮らす30もの集落が点在しているのだとか。昔の日本を思わせる、どこか
懐かしい風景が広がり、奄美大島よりもさらにゆっくりと時間が流れています。
加計呂麻島にはいわゆるホテルがなく、民宿やペンション、貸し別荘のみ。私たちが宿泊した
「加計呂麻の宿ひらら」も布団のみのシンプルな部屋で、シャワー・トイレも共同でした。
「ハブ注意」のポスターに驚いていると、「この辺りでは、ハブは当然いるものだと思ってください」と宿のご主人。部屋の中にも、得体の知れない虫がたくさん入ってきて、虫もヘビも苦手は私はビクビクしっぱなし。
息子は、果たしてこの環境に耐えられるのか。そんな私の心配をよそに、布団の上ではしゃぎ、平然と水のシャワーを浴びていた少し
ワイルドになった息子。部屋の外のトイレだけは一人で行けなかったものの、子どもの順応性の高さに感心させられました。
■お店が見つからない! 加計呂麻島で危うく“ランチ難民”に
旅3日目は、朝からジリジリと肌が焦げるような快晴。宿の目の前の入り江で、賢い魚たちの食い逃げに負けず、
釣りに挑戦した後には、島の見どころを巡る
ドライブへと出発しました。
圧巻の絶景が楽しめる
花富(けどみ)峠、伊古茂(いこも)集落の防波堤に立っている通称
「伊子茂マモル君」をめぐった後は、於斉(おさい)集落にあるガジュマルへ。
妖怪が住むと伝えられる巨木で、映画
「男はつらいよ」のロケ地としても知られています。
ここで、息子と木登りやターザンロープ遊びを楽しみたかったのですが、「おなかがすいた!」「眠い!」と不機嫌モードに。
仕方なくドライブを切り上げるも、どこにも
お店が見つからない!
加計呂麻島にはレストランやカフェがほぼないに等しく、ペンションや民宿に問い合わせても「ランチはやっていない」というお答えばかり。なんとか港の近くにあるソーキそば屋さんにすべりこみましたが、午後1時の時点で品切れ寸前でした。
加計呂麻島ではごはんを食べるお店を探すのは、ひと苦労。日帰りで訪れる場合も、昼食のお店は
目星をつけておいた方が良さそうです。