
バニラエアの直行便で奄美大島へ向かった私たち。しかし、フライトが1時間半近くも遅延してしまうという、まさかのハプニングに旅行初日から遭遇しました。
空港に到着できたのは、すでに午後6時前。
「何としても暗くなるまでにひと泳ぎしたい!」と、急いでレンタカーの手続きをすませ、ホテルへ直行しました。
■奄美の海で息子が変わった! ギリギリセーフで夕焼けのビーチへ
10分ほどで今夜の宿泊先
「奄美リゾートばしゃ山村」に到着。もう空はオレンジ色。早速水着に着替えて、ホテルの目の前のビーチに駆け出しました。
実は、この時点で、海に行くことに乗り気ではなかった息子。
泳ぐどころか、水に顔もつけられない。
海には恐怖心があったようです。でも、砂浜にあるブランコで、突然テンションがアップ!
楽しい気分をキープしたまま、その流れで「先に行くよ!」と言う私の後を追いかけ、すんなりと海に入ることができました。「気持ちいいねー」と言いながら、歩いたり浮かんでみたり。
遠浅で波も穏やかなので、慎重な性格の息子の初海水浴にピッタリでした。
■潮の干満時間のチェックは必須! いざ、マングローブの森へ
翌朝、ホテルをチェックアウトし、旅の目玉の一つである
マングローブの森へ。奄美大島には、西表島に次いで日本で二番目に大きなマングローブの森があり、カヌーで探検が楽しめます。
ただし、カヌーでマングローブのトンネルをくぐれるのは、満潮前後の時間帯のみ。干潮時には干潟に上がって生き物を観察する楽しみもあるそうですが、やはり
トンネルをくぐりたい!そこであらかじめ、気象庁のホームページで潮の
干満時間を確認して予定を入れておきました。
私たちが利用したのは
「マングローブ茶屋」。1艇のカヌーに夫婦2人+息子で乗りこみ、まっすぐ進んでくれないカヌーに四苦八苦しながらも進んでいくと、マングローブのトンネルが見えてきました。
ひんやりとした空気が心地よく、爽やかな気分。木の周りには小さな
カニがたくさんお散歩しています。
最初はカニを数えていた息子も、あまりの多さに諦めモード。ツアー会社によっては、生息している動植物の説明付きガイドツアーをやっているところもあるそうなので、生き物好きのお子さんなら、そちらもおすすめです。
運動不足のド素人2人でカヌーをこぐのは正直、かなり
ハードで、途中から雨が降り出したこともあり、何度も流されて腕がプルプル震えそうなほど疲れ果ててしまいました。元気なのは、「ママ、右に曲がって」「もう少し左だよ」と偉そうに指示を出しながら揺られていた息子だけ。
でも、休んでいる暇はありません。次の目的地、奄美大島の南にある離島・
加計呂麻島へ向かうため、フェリー乗り場のある古仁屋港へ急ぎます。