2017年9月27日 20:00|ウーマンエキサイト
海嫌いを克服! 水に顔もつけられなかった息子がネイチャー男子に急成長【5歳息子と行った「奄美大島4泊5日」家族旅vol.2】
■南端から北部エリアへ! 奄美大島を縦断ドライブ
午後のフェリーで奄美大島に戻った私たち。せっかくだから奄美大島の南部を楽しもうと、
「ホノホシ海岸」に立ち寄りました。
ここの石は、丸っこくてスベスベしているのが特徴。荒波で洗われるうちに、どんどん角が取れていったそうです。寄せては返す波に合わせて
ゴロゴロ、ガラガラという心地よい音が響きます。息子は石を積み上げて、“誕生日ケーキ作り”にいそしんでいました。
さて、ここからは奄美大島の南端から北部まで、約2時間の
ロングドライブへ。途中、休憩がてら老舗豆腐店直営の
「島とうふ屋」に立ち寄り、夕食をとりました。
揚げ出し豆腐定食は、このボリュームで1000円。しかも、一品注文すると湯豆腐や豆乳、奄美大島伝統の発酵飲料「ミキ」が無料で
食べ放題になるんです。
なかでも湯豆腐は大豆の味が濃厚で、つい取り過ぎてしまいそう。ふだんはあまり豆腐を食べない息子も、「このお豆腐はおいしい」と3回もおかわりをしていました。豆腐ハンバーグやコロッケが入ったお子様ランチもあり、子連れに優しいお店でした。
今でも、心残りなのが、このお店で試食した
豆腐ドーナツを買い損ねたこと。息子の手前、甘いものを買い控えたのですが、今でも忘れられないほどのおいしさで後悔しきりです。
■部屋からすぐ海! ビーチアクセス抜群のホテルで海を満喫
残り2泊の滞在は、
「ネイティブシー奄美 アダンオンザビーチ」。客室のテラスから数歩でもう海! という立地と、子どもものびのびと遊べるビーチが決め手でした。
せっかくだからとシュノーケリングにも挑戦! 泳げない息子用には、バケツの底が透明になっている「箱メガネ」をレンタルし、手を繋いで海の中へ。少しずつ深いところへ進むと、
大きな魚やカラフルな魚がたくさん視界に飛び込んできます。
「お魚見えたよ!」「またいたよ! 」「15匹も見えたよ!」と興奮する息子。奄美大島に来るまでは、水に顔をつけることもできなかった息子が、たった数日で海を全身で楽しみ魚とたわむれるまでに。その成長に、「息子が泳げるようになったらボートシュノーケルをして、ウミガメと一緒に泳ぎたい」と夢がふくらみました。
■「何度でも来たい!」とヘビーリピーターを誓った最終日
ついに最終日。
最後のイベントは
「金作原(きんさくばる)原生林」の散策です。車を走らせて奄美大島の中心地・名瀬まで行き、エコツアーに参加しました。
亜熱帯の森には、樹齢100年を超える木々が生い茂り、神秘的な雰囲気。新鮮な空気に癒される森林浴が楽しめます。ガイドさんが大きなクモを見つけてくれたり、めずらしい野鳥やトンボが横切ったりと、
発見がいっぱい。約1時間の道のりは平坦で、子どもも無理なく歩くことができました。
夜行性の動物を観察するナイトツアーなら、特別天然記念物の
アマミノクロウサギに高確率で出会えるそうですよ。
奄美大島は温暖な気候で、例年
10月いっぱいまでは泳げるのだとか。
マングローブのトンネルを抜けるカヌーツアーや、金作原散策などのアクティビティは、季節や天気を問わずに楽しめます。
5日間とたっぷり滞在したはずなのに、
「もっといたかった」と感じた奄美大島。また違う季節に、少し成長した息子を連れて訪れてみたいものです。
取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
発達障害の女子高生が生きる道を見つけて行く…“普通とは何か”を問いかける映画『ノルマル17歳。― わたしたちはADHD ―』【編集部の「これ、気になる!」 Vol.43】