金銭面だけじゃない! 地方移住するかどうかの基準とは
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都会で慌ただしく子育てしていると、「もっとゆっくりと過ごしたいな」と感じることはありませんか? 子どもたちのためには、のびのびと暮らせる
地方での暮らしは大きな魅力ですよね。
しかし、地方での子育てにも良し悪しがあり、実際に移住する前の下調べが重要です。今回は地方に移住するとき、何を基準にして決めればいいか考えてみたいと思います。
■20~40代の地方移住希望者が増加中!
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NPO法人「ふるさと回帰支援センター」の統計によると、地方移住について相談者のうち、20~40歳代の割合は年々増えていることがわかります。
2008年約30%だった地方移住の20~40歳代相談者が、2016年には
約68%に! ひと昔前のいわゆる定年退職後に地方移住を検討する人が多かった時代から、現役で仕事をする世代が移住を考えるという変化が起こっています。
それを裏付けるような調査結果も。「NTTデータ経営研究所」が行った調査によると、都市部に住む6歳未満の子だけを持つ親たちの
41.2%が
「地方への移住や転職をしたい」と回答。4割もの人たちが現在住んでいる都市部に何かしらの物足りなさを感じ、地方への移住を希望しています。
■子育て世代は、何を求めて移住するのか
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では、都市部で暮らす子育て世帯は、何を求めて地方への移住を検討しているのでしょうか? 先ほどの「NTTデータ経営研究所」の調査によると、地方への移住や転職を考えるきっかけや、移住先の保育園・幼稚園として魅力について次のようなことが挙げられています。
●子育てのために自然環境が豊かなところ、地域コミュニティが豊かな地域で暮らしたい
●自然環境を活かし、子供の五感、生きる強さ、主体性を育成する保育・教育のある環境
都市部での子育てにおいて、
子どもの自然経験が不足していると感じ、それを地方での暮らしに求めている人が多いようですね。