「クレしん」アニメ映画はなぜ大人も感動する? アニメに学ぶ人生の教訓
■今年は友情濃いめ! カスカベ防衛隊の絆はいかに!?
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2018
『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』の舞台は、春日部にある中華街「アイヤータウン」。マサオくんの誘いによって、しんちゃん、風間くん、ネネちゃん、ボーちゃんが、みんなそろって伝説のカンフー"ぷにぷに拳"の修行を始めます。
一方アイヤータウンでは、"ブラックパンダラーメン"という怪しすぎるラーメンが大流行。でもそのラーメンは、食べた人を凶暴化させてしまう危険なラーメンだったのです。アイヤータウンは、ブラックパンダラーメンを求める人たちで大パニック。その勢いは衰えず、脅威は春日部全体へと広がってしまいます。
そんななか、自分よりあとに“ぷにぷに拳”を習い始めたしんちゃんたちに複雑な思いを抱いたマサオくんが、カスカベ防衛隊からの離脱宣言。
はたしてカスカベ防衛隊は仲間との絆を取り戻し、春日部を守ることができるのでしょうか…?
■子どもに大人気の豪華キャストが声優として登場!
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2018
今作では、敵に秘孔を突かれ「パンツ丸見え」としか話せなくなってしまう“ぷにぷに拳”の師匠役を
関根勤が熱演。そしていま、子どもたちから絶大な人気を誇る
ANZEN漫才・みやぞん&あらぽんが、見た目もそのままに登場します。
さらに主題歌・劇中歌を担当するももいろクローバーZのメンバーも、アイドルグループ“くろぐろクローバーZ”としてゲスト出演。ブラックパンダラーメンのイメージソング『ブラックパンダラーメン賛歌』をノリノリで歌い上げています!
ちなみに主題歌『笑一笑 ~シャオイーシャオ!~』は、中国語で「笑って!」「笑おう!」という意味。これまでも高橋優『ロードムービー』やケツメイシ『友よ~この先もずっと…』など、主題歌の歌詞のすばらしさが話題となってきましたが、今年も前を向いて歩き出せるような明るいナンバーが、物語を盛り上げます。
■社会問題も反映! しんちゃんから学ぶ人生の教訓
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2018
『映画クレヨンしんちゃん』は、おもしろおかしくも“いまの時代”を反映している作風が特長。今年も
“ブラック企業”や
“依存”といった、現代の
社会問題にも通ずるような要素が盛り込まれています。
そして、カスカベ防衛隊がそれらを解決していく手立ては、大人には思い付かないようなことばかり。
人生において大切なことは、案外子どもたちのほうがわかっているのかも?と、しんちゃんたちの純粋な思いが、生きることを難しく考えてしまう大人の胸に響きます。
親子で楽しめる『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』は、くだらなさの中に学びがある不思議な物語。
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