2018年6月24日 12:00|ウーマンエキサイト

「マッサージ行きたい」が言えない妻たち。悲鳴を上げる体を助けるには



■ママがママ自身を縛っている?

なぜマッサージ行くのに罪悪感を持ってしまう?

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やまもとりえさんの、「母親の献身的な愛に重きを置いてしまい、自分を甘やかすことに気が引けてしまう」という気持ちに「わかる!」という声も集まりました。
“身を削って育児をするのが美徳”みたいな文化、考え方が日本の昔から根付いている。そういった国民性という問題がありますよね。
現在7ヶ月の娘がいます。自分に手をかける暇があるなら、「子どもと遊んであげなきゃ」、「お金があるなら子どものために…」と考えてしまいます。でもネイルなどの自分の美容を楽しむママさんを見るとうらやましくて、「ああなりたい! いやでも…」と葛藤する日々です。もっと心に余裕がほしいですね。

日本には、“我慢を美徳とする”考え方が根強くあります。
母親は「自分を犠牲にしてでも家族を優先するもの」といった考え方が知らず知らずのうちにママ自身の根底にも入り込み、「完璧な母親でいなければ…」と強迫観念にとらわれてしまうママたちが多いように思えます。

■マッサージとエステ、ネイルの違いとは

なぜマッサージ行くのに罪悪感を持ってしまう?

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セルフケアと一口にいっても、いろんな種類があります。マッサージ、エステ、ネイル、美容院などなど。限られた時間やお金のなかで何を優先するかは、人それぞれ。そして、何に「気が引ける」のかも、その人によって違ってくるのではないでしょうか。
身体のコリは、悪化すると抱っこできなくなったり家事に支障が出たりするからマッサージや整体などは気にせず行ける。でもエステやネイルなど行かなくてもまったく生活に支障のないものは気がひける。
母親がネイルしていると家事をちゃんとやっていないように思われそうで行けない。
行ったらきっと気分も上がり家事もルンルンこなせると思うんだけど気がひける。
エステやネイルは女性特有で、主人もきれいになると喜んでくれるのでそれほど気が引けない。しかしマッサージは、疲れているのは主人も同じ。自分だけ行くことに気が引ける。

たとえばネイル。「必要がない」と思う人もいれば、ネイルをすることで「テンションがあがる」人もいます。子どもの体を傷つけないネイルを意識する必要はありますが、ママがネイルで気分転換できるなら、それを尊重できる家庭でありたいですね。

■セルフケアしなかったことで後悔…

なぜマッサージ行くのに罪悪感を持ってしまう?

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多くの人がセルフケアに対して「気が引ける」と思っている現実。
結果として「やらなかったことで後悔している」という経験エピソードもありました。
少し前までは、ぜいたくしてるようで気が引けてました。が、あるとき「ぎっくり首」になってしまい、数日間ですが日常生活もつらくなってしまいました。それからは「必要経費!」と割りきって整体に通っています。夫の肩こりにも、こころよく「整体行きなよ!」と送り出すことができるようになりました。
体が疲れきって、イライラしてしまい、「マッサージ行きたいな~」と考えて2週間…。「ぎっくり腰」になってしまいました。ばぁばに子ども預けて自分のマッサージ行くなんて申し訳ないと思っていたのに、結局、1週間家のことや、子どものことすべて任せてしまいました。
2時間マッサージ行けば、みんなに迷惑かけずにいられたのに…。やっぱりママも元気じゃないとね。逆に迷惑かけちゃうね。

ぎっくり首に、ぎっくり腰。ママたちの身体が限界に達した結果は、「自分がなったら…」と想像するだけで背筋が凍るエピソードです。


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