2018年7月24日 07:00|ウーマンエキサイト

子どもや夫にイライラ「家族に怒りをぶつけてしまう自分をやめたい」【心屋仁之助 塾】


子どもや夫にイライラ「家族に怒りをぶつけてしまう自分をやめたい」【心屋仁之助 塾】

ⓒmakieni-stock.adobe.com


心理学の本を読まれたとのことなので、「心のしくみ」に関してはよくご存じかと思います。

お母さんに対して「私の話を聞いてほしい」という欲求があるということ。感情的に「どうして伝わらないの」という悲しさが癒えていないこと。そんなお母さんに対する本音を旦那さんに投影していること…など、しっかり理解されているのですね。

旦那さんやお子さんに対するイライラは、お母さんに対する本当の気持ちの“二次感情”としての怒りだと思います。人は「自分がしてもらえなかった」と思っていることを、人に与えることがなかなかできません。それをしようとすると、自分の心の傷がうずくからですね。

お子さんに対するイライラは、「本当はお母さんにしてもらいたかったのに、してもらえなかったこと」をお子さんから求められたときに爆発してしまうのではないでしょうか? 

例えば、忙しいのに「聞いて、聞いて」とまとわりつかれた時。
あるいは、お子さんが何を言っているのか理解できなかった時。それは「私はしてもらえなかった」「私はそれを我慢した」という瞬間の悲しさを思い出しているからなのです。

ご相談内容からは、シピさんが「旦那さんやお子さんの話をちゃんと聞いてあげたい」「気持ちをわかってあげたい」と思われていることが伝わってきます。

でも、いざそういう場面になると、反射的にイライラして怒ったり、どなったりしてしまう。シピさんに愛情がないのではなく、心の古傷がそうさせてしまうのですね。


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