子どもや夫にイライラ「家族に怒りをぶつけてしまう自分をやめたい」【心屋仁之助 塾】
今シピさんに必要なのは、まず「古傷を癒やすこと」です。そのためには「自分の気持ちをお母さんに伝えてみる」ということに、ぜひチャレンジしてもらいたいのです。
小さい頃、お母さんにどんな話を聞いてほしかったのでしょうか? その具体的なエピソードをお母さんと話してみてほしいのです。「あの時、本当はもっと話を聞いてほしかった」「あの時、こうしてもらえなくて悲しかった」。そんな話をぜひしてみてください。
お母さんがどのような反応を示されるのかはわかりませんが、どんな言葉が返ってきたとしても、シピさんが長年言えずに我慢してきたことを終わらせるために、ご自身のために話してほしいのです。
もし、お母さんと直接話ができない、できる環境ではないということであれば、心の話が好きな仲間やママ友などに自分の気持ちを話してみてください。
6秒数えてもイライラが収まらないのは、そうすることで自分の気持ちを収めよう、我慢しようとしているから。
これまでと同じ「ため込んで収める」というアプローチを続けているだけなので、イライラが収まるはずがありません。
今のシピさんに必要なのは、これまでとは真逆の方法です。「自分の気持ちをアウトプットする」というアプローチです。
心理学を学び、自分の心の状態を理解する「インプット」の時期は卒業し、次は行動する「アウトプット」の時期にきたのです。行動がともなわない限り、現実は変わりません。自分を見つめるということは、自分を知り、変化を受け入れるために必要ですが、行動なしに変化することはないと私は思っています。
大切なお子さんを大切にする。それには、まず「大切な自分を大切にする」ことが必要です。
過去の悲しさがいやされた時、自然にお子さんのことも大切にできると思います。
ご家族のためにも、ぜひ自分を大切に扱うことを始めてみてください。応援しています。
・このカウンセラーのブログを読む http://ameblo.jp/nazunokokoro/
(編集/外山ゆひら)
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