「ディアウォール」で賃貸でもおしゃれな壁面収納が簡単に! DIY実例&作り方を徹底解説
■ディアウォールの耐荷重は?
気になるのはその耐荷重ですが、どのぐらいあるのでしょうか?
メーカーの担当者にお話を伺ってみると、「使用状況により大きく異なります。具体的な数値はなく、弊社としましては公式サイトの
ギャラリーに載せてあるものを参考例として紹介しております」(広報担当・柏さん)との回答でした。
@diawall_pr
たとえば、キッチンなら調味料入れや保存容器などを並べたり、リビングでは雑貨や本をおしゃれに飾ったり、洋服などを見せながら収納したり…。
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とくに重量のあるような家電を乗せるような使い方をしなければ問題なく使えます。
ようするに、壁や天井を一切傷つけずに、アレンジ次第で“飾りながら見せる収納”が思いのままに楽しめる、というのが大きな魅力といえそうです。
■ディアウォールの注意点は?
ただ、ネットでディアウォールの製作例を見ていると、ときどきNGのものを目にします。実際にどのようなものがNGなのでしょうか。併せてメーカー担当者に伺ってみました。
▼柱より奥行きがある棚はNG
たとえば、どんな棚を設置してもOKかというと…、そうではなく、柱に対し、奥行きがありすぎる棚はNGだそう。
「柱に使用した木材の表面から40ミリ以内に収まるようにしてください」(広報担当・柏さん)とおっしゃっています。
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こちらのイラストのように、青いところまではOKですが、赤いところはNG。棚板が大きくはみ出していると転倒の恐れがあるかもしれないからだそう。
「もし、赤いところまではみ出るような棚を作る場合は、机のような脚をつけるなどして、倒れにくくする工夫が必要となります」とアドバイスしてくれました。
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そんなときには、写真のように棚を支えるような脚をつけるのもいいですし、テーブルを設置して棚代わりにしたり、強度のあるカラーボックスなどを利用してみるのもいいでしょう。
▼棚の上にテレビを設置するのはNG
ディアウォールで作った棚の上にテレビを乗せている方も見かけますが、その方法もNGだそう。
テレビは重量があり、落ちたときに危険なので、テレビを設置したい場合は、あくまでテレビを乗せるテレビボードなどに置き、その周りにディアウォールで設置した柱と壁面収納の棚を配置するということでの使用なら大丈夫だそです。
▼部屋の間仕切りはNG
インスタグラム等で目にする例で、パーテーションとしてディアウォールを利用している方もたくさんいますが、実は、部屋の間仕切りとして利用するのはNGだそう。
「間仕切りとして壁際から離れた場所に設置した場合、作成した棚の前後から衝撃を受けることになり、転倒の危険性が高まります。したがって、間仕切りとしての使用は発売当初からNGとさせていただいています」(メーカー担当者)。
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なお、こちらの洗面台収納のDIY作品に関しては、一見、間仕切りにも見えますが、大丈夫だそうです。「洗面台の横に沿う形であり、洗面台のほうに倒れる可能性は低いということから、問題なしと判断しております」(メーカー担当者)。
壁に面していなくても、このように洗面台に沿う形であれば大丈夫というので、どこにどんなふうに取りつけたいかをよく考えて、トライしてみるといいでしょう。