■ディアウォールとラブリコ、ウォリストの違いは?
ところで、ディアウォールと並んで、同じように賃貸の壁を傷つけずに柱や棚を作ることができるDIYパーツが、「ラブリコ」、「ウォリスト」です。
「ラブリコ」はカラーやデザインなどが女性に人気、「ウォリスト」は幅の広い棚を作れるとして注目されていますが…。改めて、どんな点が違うのか?ちょっと比較しながらチェックしてみましょう。
▼【仕組み】ディアウォールはバネのみ! ラブリコとウォリストは?
ディアウォールと「ラブリコ」「ウォリスト」の仕組みの大きな違いは、取りつけの簡単さにあります。ディアウォールはバネのみ。一方「ラブリコ」はねじを使い、「ウォリスト」はつっぱりジャッキを使うため、取り付けの際にどちらも脚立が必要となります。
ラブリコ公式サイト
ディアウォールはねじを使わないことで、脚立などを使わずにすみ、女性でもラクに扱えるという点が大きな魅力になっています。インスタのコメントもそういった声が圧倒的に多いようですね。簡単さ・手軽さの点でいえば、ディアウォールの方が便利といえそうです。
また、ねじを使っていないため、設置後に緩んでくることがなく、誰でも一定の強度で柱を突っ張らせることができる点も特徴です。
▼【つなげやすさ】ディアウォールのジョイントパーツが便利
「長い2×4材の持ち帰りにくさを解消するため、短くカットして持ち帰りたい」「短くカットした柱二本を縦につなげて使いたい」といったときでも、ディアウォールなら簡単につなげられます。
短くカットされた2×4材を1本の木材としてつなげるときに活躍するのが「中間ジョイント」というパーツ。それによって短い木材もつなげてアレンジできるため、DIYへのハードルがぐっと下がります。
@diawall_pr
メーカーの担当者によると「中間ジョイントの使用については、感じ方は人それぞれかと思われます。弊社のジョイントの売りとしては、『しっかりと木材をつなげられること』だと考えております」とつけ加えてくれました。
▼【カラー展開】女性人気はラブリコ、ディアウォールは着色も可能
ディアウォールが4色(ホワイト、ライトブラウン、ダークブラウン、ブラック)に対し、ラブリコは3色(オフホワイト、ブロンズ、ヴィンテージグリーンの3色)展開、ウォリストは2色展開になります。
色の好みは人それぞれなので、「わたしはラブリコのヴィンテージグリーンが好き!」という声なども多く、女性はラブリコを好む方も多いようです。一方でディアウォールは着色も可能なので、木材の色に合わせて好きな色に着色できるのが魅力です。
木材ももちろん塗装できるので、お部屋のイメージや好みに合わせてDIYしてみるといいでしょう。
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▼【安定感】感じ方はさまざま
安定感については、人によって感じ方が違うといえそうです。
「ラブリコやウォリストのほうが、突っ張り加減を自分の手で調整できるため、安定を感じる方もいるかと思います。ディアウォールは天井を突き破らない範囲で適度に突っ張ることが可能です」とメーカー担当者。
インテリアを楽しみながら飾り棚や収納棚として利用する分には、十分な安定感があるといえるでしょう。
▼【形状】ディアウォールにもシンプルなスクエアタイプが登場
ディアウォールの基本形に対し、ラブリコのフラットな形を好まれる方も多いようですが、ディアウォールの新しいシリーズとして、スクエアな四角い形の「ディアウォールS」も最近登場したそうなので、形にもこだわりたい方にも満足のいくものができるようですよ。
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こちらが「ディアウォールS」。形がスクエアな四角でとてもシンプルなかたちで、柱の向きに迷わないシンメトリーな形状になっています。その点はラブリコにも共通する部分が多く、シンプルですっきりした形が好きな方にはいいかも!
「ディアウォールS」は、2×4材よりも幅が広い2×6材用もあるため、奥行のある棚を作りたいときにも便利だそう。もちろん、人によって好みはいろいろなので、どんな棚を作りたいかをよくイメージしながら、そのイメージに合うものを選ぶといいでしょう。
▼【棚受け】ディアウォールは丸、ラブリコは四角
ディアウォールは丸く、ラブリコは四角くスタイリッシュな雰囲気ですが、お子さんやファミリー層には丸みの帯びたディアウォールが親しまれています。
なかには、棚受けは別のものを使っている方もいるようです。自分の好みや簡単さなどから総合的に考えて選ぶといいかもしれませんね。