板谷由夏&ともさかりえ、子育てトーク。「あのときを集めてやり直したい」

目次

・生身の人間に切り込んだ強烈な名シーンとは
・希望に満ちた高校時代と大人になった現在とのギャップ
・板谷由夏がともさかりえに出産で相談!?
・働く母を子どもはどう思っているのか?
板谷由夏&ともさかりえインタビュー

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』に出演する板谷由夏さん(右)、ともさかりえさん(左)


8月31日公開の映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(以下:『SUNNY』)に出演する板谷由夏さん、ともさかりえさん

韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』をリメイクした本作で、板谷さんは、ビジネスで成功を収めるも、病に倒れ余命1ヶ月の独身女性・芹香役。一方ともさかさんは、女子高時代には青春を謳歌(おうか)していたものの、いまではアルコールに溺れ、夜の仕事で生計を立てる心を演じています。

ウーマンエキサイトでは、プライベートでも交流があるというお2人にインタビュー。和気あいあいとしたムードのなか、映画撮影時のエピソード、そして “ママと仕事の両立”について語っていただきました!

■生身の人間に切り込んだ強烈な名シーンとは


『SUNNY 強い気持ち・強い愛』

©2018「SUNNY」製作委員会


映画は、入院中の芹香が、偶然再会した奈美(篠原涼子)に高校時代の仲良しメンバー「サニー」の再集結を頼むところから幕を開けます。

あれほど仲がよかった仲間たちも、20年以上経ったいまではバラバラ。なかでも心は、きらびやかだった高校時代とはかけ離れた人生を送っており、奈美との再会時には、互いの感情を激しくぶつけ合います。

――初めて脚本を読んだときの感想はいかがでしたか?

ともさかりえさん(以下、ともさか):大根さん(大根仁監督)が原作をすごくリスペクトしていて、愛情を持って作ろうとしてるんだなということが伝わってきました。原作に忠実に作られているシーンも多いですし、大根さんの思いを感じましたね。

板谷由夏さん(以下、板谷):私も原作が好きだったので、情景は浮かびやすかったですね。でも今回、あらためて台本を読んですごく感動して、「うわー」って涙が出るくらい、いい物語だなって思いました。

――なかでも印象に残っているシーンは?

板谷:私は、りえちゃんのシーンが好きです。
スナックで、心が奈美にビンタされるところ。すごくリアリティがあって、本当に好き。
板谷由夏&ともさかりえ、子育てトーク。「あのときを集めてやり直したい」

「20年前といえば、私はちょうど上京してきた頃。『こうなりたい』という理想の女性像について考える余裕もないくらい、毎日が必死だった気がします。」と板谷さん


ともさか:あそこは、いままでのシーンと流れが変わるところだったよね。

板谷:それまでは、暗さもひっくるめて“大根ワールド”があるんだけれど、あのシーンだけは描き方がすごく強烈。これまでの大根さんにはないような、生身の人間にグッと切り込んだ撮り方をされていた気がします。

――ともさかさんは、演じられていかがでしたか?

ともさか:その場面は、“心がいまどんな状態なのか”をすべて見せなければいけないという難しいシーンでした。じつは、あのシーンはクランクアップの日に撮影したので、後半のシーンとちゃんとつながるんだろうかという心配もありました。

板谷由夏&ともさかりえ、子育てトーク。「あのときを集めてやり直したい」

「20年前は、『早く大人になりたい』と思っていました。大人っぽいものに憧れてたし、大人になったら『もっと自由になれるんじゃないか』って…いまになると、まったく逆だったなと思いますけどね(笑)」とともさかさん


でも、(篠原)涼子さんとは別のドラマでご一緒させていただいた機会もあったので、ある意味リラックスして演じることができました。感情をぶつけるシーンは相手の役者さんを信頼していないとできない。だから、涼子さんに身を委ねるかたちで演じられたので、よかったなと思っています。

板谷:あれは、本当にいいシーンだったよ。

ともさか:本当に? ありがとう。あのシーンは何回も撮ったんだよ~。死ぬほど撮った(笑)。
でも、大根さんって粘らない? 由夏ちゃんも結構、感情的なシーンが多かったし…。

板谷:うん、私のシーンでも粘ってた(笑)


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