連載記事:パパママの本音調査
こんな教育をしてほしい! 親が望む義務教育でやってほしいこと【パパママの本音調査】 Vol.298
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2020年度から、小学5〜6年生の英語必修化が決まっています。必修化されることで成績がつくというのが大きな変化です。このように、年々変わる義務教育の内容について、パパママ世代に調査をしてみました。
Q.もっと義務教育で重視してほしいことは?
1.日本の伝統や文化、歴史に関する教育 19.9%
2.国際コミュニケーション能力の向上 30.9%
3.リーダーシップ教育 7.3%
4.IT化に対応するための能力や技能 13.0%
5.金融、お金に関する教育 13.2%
6.その他 15.8%
意見が分かれましたが、国際コミュニケーション能力の向上がやや高い結果となりました。次に多いのは、日本の伝統や文化、歴史に関する教育。意外にもリーダーシップ教育が最下位になりました。それ以外にもパパママ世代がしてほしいと思っている教育について聞いてみましょう。
■人として知っておいてほしい命の大切さ
選択項目以外に多く上がったのは「命」に関する教育。
いじめや自殺、震災などさまざまなことが起こっている今の日本で、親が子どもに知ってほしいこととして意見が多くあがりました。
「もっと道徳的なこと、いじめや命の大切さをもっと教えてほしいです。もちろん、学校だけでなく家庭でもしないといけない課題ですが。自殺をする年齢が低くなっていて切ないです」(神奈川県 30代女性)
「勉強も大事かもしれませんが、いじめ問題で悩んで自殺をする子どものニュースを聞くと心が痛いです。私はどうしても勉強よりもいじめをなくす社会であってほしいです」(大阪府 40代女性)
「命の大切さ! 最近、いろんな事件や震災が起きているので」(神奈川県 40代女性)
「命に関すること。生まれる、産む、育てる、老いる、死ぬを話すことが少ないように思います。素直に耳に入るうちに、教育したほうがいいと思います」(神奈川県 40代女性)
「生命を大切にする、他人を思いやる、善悪の判断など人間の基礎となる忘れてはならない道徳」(神奈川県 50代女性)
「道徳。授業を受けている時は意味のある教科と思いもしなかったけど、やっぱり大事だと今は思う」(三重県 50代女性)