連載記事:パパママの本音調査
赤ちゃんとの外出で気になる他人の視線。不安を感じるママは9割近くも!【パパママの本音調査】 Vol.307
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数年前と比べて、交通機関や施設などではエレベーターなども多くつけられバリアフリーが進んだり、自動改札の幅が広くなったりなど、赤ちゃんとのお出かけはラクになっているはず。それでも、多くのママたちが赤ちゃんとの外出に不安を感じているようです。
Q.赤ちゃんとの外出に不安を感じたことはありますか?
1.ある 86.6%
2.ない 12.0%
3.その他 1.4%
9割近くのママたちが「赤ちゃんとの外出に不安を感じたことがある」と回答しています。
「赤ちゃんが泣いたらどうしよう」「うんちなどで洋服が汚れたらどうしよう」など、ちょっとしたお出かけでも心配に感じるパパママ。それもこれも
他の人に迷惑をかけてはいけないというプレッシャーから来ているみたいです。
■授乳、おむつ替え、泣き声…赤ちゃんとのお出かけは不安だらけ
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赤ちゃんと外出しようと考えると、ミルク、着替え、おむつ、おもちゃ、食べ物など、いろいろな荷物が必要となります。そしてもし何かあったらと考えると、ついつい荷物が多くなりがち…。なかには、「肩が死ぬ」とまで言っている人も。
赤ちゃんの体重だけでもかなりあるところに、荷物が加わるので、肩への負担は相当なものになりますよね。ほかにも「授乳、おむつ替え、泣き声…」と、
赤ちゃんとの外出の不安は、多岐に渡っているようです。
「電車のなかで泣かれて、女の人に注意されました。同居で鬱っぽくなっていて、息抜きにでもと思って出かけたのに、そんな目に遭ってしまい…。仕方なく下車しました」(千葉県 30代女性)
「ラッシュ時に出かけなくてはいけなくなってしまい、大荷物とベビーカーで周りに迷惑をかけていたであろうこと。
出先で泣かれて申し訳ないと感じていました。いまはその時の苦しみがわかっているので、赤ちゃん連れの方には温かい目で見守っています」(千葉県 50代女性)
「病院へ行くためにバスと電車に乗らなくてはいけなくて…。ベビーカーは場所をとるし、人の邪魔になるから抱っこ紐だけで移動したのですが、肩が絶対死にます。子どもプラス水筒にミルクに着替えって、大荷物。バスと電車での移動のときには気が重いです」(神奈川県 30代女性)
「不安より疲れですね。荷物も多いですし、気も使いますし、体力も使います。とにかく疲れます」(神奈川県 40代女性)
「赤ちゃんが寝ていても、荷物と赤ちゃんで重たい。起きていたら、泣いたときの周りの冷たい目。
男性よりも女性の方が冷たかったように感じるし、注意もされましたた。もちろん誰も助けてはくれない」(福島県 40代女性)
公共交通機関に赤ちゃん連れで乗るときは、多くのパパママが気を使い、神経をすり減らします。面と向かって注意されたわけでもないとしても、チラッと見られただけで、「迷惑と思っている」と勝手に感じてしまったり。外出後にどっと疲れが出てしまう人が多くいました。