連載記事:ラクしておいしい! 子どもごはん
定番「チキンのトマト煮」がとことん使える! アレンジ&リメイク術【ラクしておいしい! 子どもごはん Vol.5】
働くママのための「シンプルでおいしい子どもごはん」がライフワーク。おさんどんを楽しむ時短料理や、育休復帰を目指すキッチンづくりを提案する料理研究家・田内しょうこさんのレシピ連載です。
「ラクしておいしい! 子どもごはん」Vol.5は、基本を覚えればアレンジも自在な
「チキンのトマト煮」です。
イタリア風の基本のトマト煮を覚えれば、あとは好きな野菜を加えて煮るだけ。ごはんに添えて、チーズをのせて焼いて
グラタンに、
パスタソースに、と子どもの大好きごはんにどんどんアレンジできます。
アレンジ広がる!
Vol.5 チキンのトマト煮
■季節の野菜もたっぷり!「チキンのトマト煮」
基本の「チキンのトマト煮」の材料は、
鶏モモ肉、玉ねぎ、にんにく、トマト缶、オリーブオイルの5つ。
これだけでも十分に美味しいのですが、チキンのトマト煮は
子どもに美味しく野菜を食べさせるチャンス! 季節の野菜をいろいろ加えていきましょう。
今回のレシピでは、秋の根菜を加えました。
かぼちゃと
れんこん、
ごぼうを一緒に煮ていきます。
そのほか、
・きのこ類(しめじ、まいたけ、マッシュルームなど)
・夏野菜(なす、ピーマン、ズッキーニなど)
・冬野菜(白菜、カブ、ブロッコリーなど)
などもおすすめ! お好みの具材や旬の食材を、基本の「チキンのトマト煮」に加えてアレンジしてみてくださいね。
コクや旨みを出したいときには、隠し味をプラス。味に
深みが加わりますよ。
【コク】
・バルサミコ酢または米酢(大さじ1)を加えて煮る。
・味噌(大さじ1)を加えて煮る。
【旨み】
・顆粒コンソメやチキンスープのもと(化学調味料不使用のものがおすすめ)を小さじ1~2を加える。
トマト煮にほんの少しの味噌を加えるとほどよく落ち着いたコクに。ごはんにも合う味になります。
▼チキンのトマト煮~秋野菜バージョン~
(冷蔵保存 約3日 冷凍保存 約30日)
【材料】約4人分
<基本材料>
鶏モモ肉 400g
玉ねぎ 中1/2個
にんにく 1かけ
カットトマト缶(400g) 1缶
オリーブオイル 大さじ2
<調味料>
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
薄力粉 大さじ1〜2
<好みの野菜>(今回は秋の根菜類)
かぼちゃ 小1/4個
れんこん 小1節
ごぼう 1/2本
【作り方】
1、鶏肉に塩こしょうをふり、薄力粉をまぶす。玉ねぎは粗みじん切りに、にんにくはつぶす。かぼちゃ、れんこん、ごぼうは食べやすい大きさに切る。かぼちゃは煮崩れやすいので、
ほかの野菜の倍くらいの大きさに。
2、厚手の鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかける。香りがたったら火を中火にし、鶏肉を入れて焼く。玉ねぎを加えて炒めあわせる。
<美味しさのポイント!>
表面にカリッと焼き色がつくまで焼いてください。
3、残りの野菜を加えて全体をざっと炒め合わせ、トマトを加えて全体を混ぜてからフタをして12分煮てできあがり。
「チキンのトマト煮」に合わせる主食は、
とうもろこしごはんがおすすめ。見た目もかわいらしく、とうもろこしの甘みと食感で子どもの食が進みます。お米にとうもろこし(冷凍でOK)と
塩ひとつまみ、
オリーブオイル少々を加えて普通に炊きます。
今回のトマト煮は少しとろみをつけているので、ごはんと一緒にお弁当にも入れられますよ。