2019年1月16日 06:00|ウーマンエキサイト

大学入学まで毎月の貯金額は「7500円」で大丈夫のワケ【手取り20万円 教育費どうやって貯める? Vol.2】


■児童手当と「本当にお金がかかる時期」の問題点

けれども、ここでひとつ問題が。この計算は「児童手当を使わないこと」が大前提ですが、現実にはそれが意外と難しいそうです。

なぜなら、「児童手当が支給されるのは子どもが0歳から15歳までですが、教育費がもっとも大変なのは18歳になってから。この『タイムラグ』が問題です」(横山さん)。

筆者も、この「タイムラグ」説、強く同感です。筆者の子どもは、中高生。本格的に教育費がかかるようになっているいま、感じることは、「子どもたちが小さいときは、『子どもが大きくなるとお金がかかる』ということを上手にイメージできていなかったな」ということなんです。

「子どもに実際にお金がかかるのは大きくなってからですが、油断していると大変です」(横山さん)
手取り20万円 教育費どうやって貯める?

©yanlev - stock.adobe.com


たしかに! 筆者は「子どもが小さい頃に油断していなければ、今頃は…」と思いますが、私の場合は過ぎた過去(涙)。
皆さまが同じ轍を踏まないようにするためには、どうしたら良いのでしょうか?

「私がおススメしているのは、子ども名義の通帳を作り、児童手当と教育資金をそこにコツコツと積み立てていくこと。そのお金は、絶対にほかのことに使ってはいけません」(横山さん)。

■教育資金作りに、投資をオススメしない理由とは?

手取り20万円 教育費どうやって貯める?

© kei907 - stock.adobe.com


こうして現実の数字に直面すると、「投資などをして、お金を殖やしておいた方が良いのでは?」という気持ちにもなります。

けれども横山さんは、「僕は教育費に関しては、貯金で賄っていくことが王道だと考えています。もちろん、お金に余裕があるのなら投資に回すのもアリとは思うのですが、余裕もないのに不慣れな投資に教育資金をつぎ込むのは賛成できません」と言います。

横山さんにこう断言していただくと、何だかホッとします。なぜなら、何となく「お金を殖やさない私は、不勉強!?」という気持ちになりがちな世の中なので(笑)。

「繰り返しになりますが、児童手当と毎月の貯金で、大学入学までに必要な300万円を貯めることはできます。
怖いのに、無理に投資に手を出す必要はありませんよ」(横山さん)


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