2019年1月16日 06:00|ウーマンエキサイト
連載記事:手取り20万円 教育費どうやって貯める?
大学入学まで毎月の貯金額は「7500円」で大丈夫のワケ【手取り20万円 教育費どうやって貯める? Vol.2】
■毎月いくら教育費に回していいの?
次なる疑問は、「そもそも、いくらぐらいを貯金に回し、
いくらぐらいを教育費に回せばいいのでしょうか?」です。
「私は、次で紹介する割合の目安を推奨しています」(横山さん)
▼教育費重視な支出割合(手取り30万円の場合)
(ウーマンエキサイト編集部作成)
■「専業主婦こそお小遣いが必要」のワケ
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なるほど! こんな感じで家計全体のバランスから、各費目の予算を決めていけば良いのですね。前の表で「小遣い」とありますが、これは家族全員のものなのでしょうか?
「そうです。家族全員のものです。つまり、夫と妻、子ども二人を合わせて
収入の10%がお小遣いということになります」(横山さん)。
ここで横山さんは、
「専業主婦こそ、お小遣いが必要です」と言います。なぜなら主婦が家計を握っていると、やろうと思えば何でも生活必需品に計上できてしまうから。「やろうと思えば、何でも生活必需品に計上」説、筆者もとても心当たりがあります(笑)。
「ここで大切なのは、お小遣いのルールを決めること。
そしてパパ、ママともに、ある程度の
お小遣いは死守すべきです。やっぱり自分の裁量で使える自由なお金が少ないと気持ちの余裕がなくなってしまいますからね」(横山さん)
「厳しいお金の現実」を知ると、ついつい「お小遣いを削減しなければ!」という気持ちになりがち。ですが「お小遣いは、死守すべき」という言葉に、希望が湧きますね。
【まとめ】手取り20万円 教育費の貯め方
1)大学入学費用は、まず300万円が目標
2)300万円は、児童手当と月々の貯蓄でOK。
3)家計の理想的な支出割合を知っておこう
4)お小遣いは死守すべき!
※「毎月いくら教育費に回していいの?」の「手取り30万円」の場合は、夫の手取り20万円+妻がパートで稼いだときを想定しています。
■今回のお話を伺った横山光昭さんのご著書
『手取り20万円 子育て家族の貯金の教科書』
(横山光昭・朝倉真弓/きこ書房 ¥1,100(税別))
手取り月収20万円、ボーナスなし、昇給見込みなし…。子育てのお金にまつわる不安は、ちょっとしたコツさえ知っていれば、大学資金をしっかり貯めて、習い事もさせてあげられます。相談者・高梨(たかなし)が、横山先生に率直な質問をぶつけるストーリー形式で、いつのまにか教育費の考え方が変わっていきます!
手取り20万円を前提に書かれていますが、手取りが異なる家庭でも、教育資金の貯め方や保険の選び方など参考にしながらお金について考える機会となります。
横山光昭さん
家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。お金の使い方を改善する独自の家計再生プログラムで、これまで15,000万人以上の家計を再生。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。
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