コミックエッセイ:なんとかなるから大丈夫!
買い物依存症だった!? 2000着もの服を持つ母が物を手放したきっかけは?【なんとかなるから大丈夫! Vol.53】
■母が服を買わなくなったきっかけは…
しかし、洋服は大好きでしたし、お金に困っているわけでもなかったので、何か行動を起こすこともありませんでした。
そんな生活を続けていた母ですが、コロナ禍をきっかけに、仕事を辞めました。
仕事を辞めて1年後、父が脳出血で倒れ、父が退院したかと思ったら、入れ替わるようにして、祖母が亡くなりました。
結果的に、母は同居のストレスも、父が家にいないことへのストレスも、すべてなくなったのです。
すると、今までのようにたくさんの服を買うこともなくなりました。
ですが、大量の服は残ったままでした。
今年のお正月のことです。
母が「モデルルームみたいな部屋に住みたい」と言いだしました。
一緒に話をしていた私と兄嫁が、「それなら物を減らさないと…」と、その日のうちから片づけを始めたのです。
それがきっかけとなり、使っていない家具や、今後、着ることはないだろう服など、母はかなりの物を処分しました。
最初はひとりでは服を捨てられず、私も一緒に手伝っていましたが、服の片づけをしていくうちに、母は自ら服を手放せるようになりました。
2000着はあったであろう服が1000着になり、
母は今後、「今ある服で生きていく」と話しています。
まさかあんなに服が大好きだった母が服を手放せる日がくるとは思わず、きっかけさえあれば、人は変われるのだと実感した出来事でした。
ということで、今年は実家の手伝いばかりしていたので、来年こそは私自身の家の片づけをしたい!
そんなことを思っている今日この頃です。
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