コミックエッセイ:特別じゃない日を特別にする方法

子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】


夕食準備中

最近のわが家は、なにがあっても良いようにと15時から夕食を作り始めます(大体途中で妨害が入るので)。すると、さっそく長女が大きなおもちゃのメガネをかけて「見て!!かわいい!?」と私に見せに来ました。
子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】
可愛いよ〜と伝えても「ほんまに?なんか嘘っぽい」と疑われる始末…。その後、次男に「お母さんと遊びたいな〜」と言われ、中断して一緒におもちゃで遊びました。

そんなことをしながら、ふと思いました。
「あれ…??なんか思ったより普段と変わらない気がする…いやいや…」

次男と遊んでる最中に長女が「お母さん見て!!」とまたメガネを見せに来ました。そして私によそ見をしてほしくない次男と私に見て欲しい長女でバトル勃発。ひええ…。

色々ありましたが、早めに夕食を作り始めたのが幸いして、なんとか18時には夕食が完成しみんなで食べることができました。


子どもたちに今日の感想を聞いてみると…?

夕食を食べながら、子ども達に聞いてみました。
子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】
子ども達の話をできるだけ聞くようにした1日、子ども達にとってはどうだったのかな。

「うーん」
「そんなにいつもと変わらない…?」

まじか〜!!!!笑
でも、私も思ったのですよ。なんかわかる!!!


確かに1日意識して子ども達の話を聞いたんです。ちゃんとやってることを止めて。でも、なんとなく普段とそんなに変わらない感じがして、あんまり特別感がなくて。

「今日、あんまり話をしっかり聞いてもらえた感じがしなかった?」
「うーん、そうかな」と長男と長女。
「じゃあ今日、話を聞いてもらえなかったなって思う場面はあったの?」

少し考えたあと、2人は「いや、なかったと思う」と言っていました。

ここから私が考えた仮定は3つです。

  1. 実は私が普段からそれなりに話をちゃんと聞いていたので特別感がなかった
  2. 子どもが3人いるので分散されて話ができた感覚が薄かった
  3. 子どもが話しかけた時にそれを聞くというだけでは、子ども的に話を聞いてもらえた感覚になりづらかった
1個目はめちゃくちゃポジティブ解釈です。でも多分違うと思うのです。普段すごく聞き流している自覚があるので。

2個目は関係ありそう。3対1だとどうしても会話が薄まってしまったり、途中で別の子が話しかけてきて会話が途切れてしまいがちですし、今回も3人に一気に話しかけられて一言ずつ返す、みたいな場面があったので。

個人的に気になるのは3個目の仮定です。
子どもが「親に話を聞いてもらえた!」と感じるポイントは「親から都度しっかり応対がある」だけではないのかもしれません。

そこで、逆に子ども達に聞いてみることにしました。

子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】
「どうされたらもっと『お母さんに話を聞いてもらった』って気持ちになると思う?」という私の質問に…

「ぼくから話しかけるよりも、お母さんからいっぱい話しかけてもらった方が話を聞いてもらった感じがするかも」「私はお母さんに質問してもらいたい」という返答が。

子どもから話しかけられるのを受け身で待っているんじゃなくて、もっと積極的に話しかけた方がうちの子的には良かったのか!と目から鱗でした。

こっちから話しかけても別のことに気を取られていて返事もないことが多々ある2人なので、そんなふうに思っていたとは驚きです。

「じゃあ次からはそうするね!」と、その日の夜は子ども部屋にお邪魔してベットに寝っ転がりながら30分間いろんな話をしました。

特別じゃない日を特別にしてみた結果…

わが家の場合はしっかり話し合える時間を持つことが、一番「親に話をきいてもらった」と感じるようです。

日々の忙しい生活のなかで子どもたちの話を毎回しっかり聞いてあげられなかったとしても、定期的に子どもたちに話しかけ、質問する時間を取ることで親子のつながりを強めることができるのかもしれないなと思いました。

ちなみに今回の1番変化があったのは次男でした。

私が何をやっていたとしても「ぼくがお母さんと遊びたい時は一緒に遊べるんだ」と知ったのか今まで以上に「お母さんきて!!!」「お母さん一緒にあそぼう!!!!」「お母さんお母さん!!!」「お母さん隣に座って!!!!!遊んで!!!!」と諦めずにずっと誘われる(泣かれる?)ようになりました。

良いのか悪いのか分かりませんが、しっかり甘えられるのは良いことだと思うことにします。
子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】
文・イラスト むぴー

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