愛あるセレクトをしたいママのみかた

コミックエッセイ 本当にあった読者のはなし

「怒鳴ってごめん」ママ友が謝罪…怒りの裏にあった余裕のなさ<ママ友の家に泊まったら 9>【本当にあった読者のはなし Vol.138】

■ママ友が怒鳴ってしまった理由とは?


カフェ近くの公園のベンチに並んで座ると、春の風が木々の枝を揺らしていました。Bの「話しておいで」という言葉が、まだ胸の中に残っていました。

Aは黙ったまま、手を膝の上で組んでいました。

私も同じように、何を言えばいいのか分からず、空を見上げました。雲の間から差し込む陽ざしが、少しまぶしかったです。

しばらくして、Aが小さく息を吐きました。

「……昨日は、ごめん。昨日だけじゃなくて、今朝も。あんな言い方して、ほんとにごめん」

私は首を横に振りました。

「私こそ、ごめんね。勝手なことしたよね」

そう言うと、Aは首を振り返し、少し笑いました。

「違うの。ただ……あのとき、自分の部屋が情けなく見えちゃって。何もできてない自分を、見透かされた気がして、怖かったの」

「怒鳴ってごめん」ママ友が謝罪…怒りの裏にあった余裕のなさ<ママ友の家に泊まったら 9>【本当にあった読者のはなし Vol.138】

その言葉に、胸が少し締めつけられました。

  • 1
  • 2
ロード中

この記事のキーワード