2015年10月29日 18:00
グルスキー、リヒターらによるドイツ銀行コレクションの現代写真展が原美術館で開催中
曹斐(ツァオ フェイ ) 「自分の未来は夢 にあらず 02」2006 年/120 x 150 cm/C プリント
写真展「そこにある、時間―ドイツ銀行コレクションの現代写真」が、9月12日から16年1月11日まで東京・品川の原美術館で開催されている。
同展では、紙焼きの作品のコレクションにおける最高峰として知られるドイツ銀行の現代美術コレクション約6万点の中から、1970年代から現代に至るまでのアジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパのアーティスト約40組60点の秀作が展示される。
作家のラインアップは、ベルント&ヒラ ベッヒャー、アンドレアス グルスキー、ゲルハルトリヒターなど国際的に知られるドイツの作家たちを始め、曹斐(ツァオ フェイ)、ヂョン ヨンドゥ、劉錚(リウ ジェン)などの近年注目を集めるアジア作家、杉本博司、佐藤時啓、やなぎみわなどの日本の作家など。アーティストたちが“時間”を切り取ってイメージとして残した写真作品を見てそれぞれの表現の中にある“時間”を感じ取ることで、“時間”を省察するとともに芸術的メディアとしての写真の魅力を再確認することが出来る展覧会となっている。