くらし情報『【サスティナブルな社会科見学】 酵素浴から受けた自然の恵みが畑を黄金に輝かせる。循環する木の物語--vol.5』

2016年5月20日 20:00

【サスティナブルな社会科見学】 酵素浴から受けた自然の恵みが畑を黄金に輝かせる。循環する木の物語--vol.5

大阪府堺市のBiogarten斎庭の里(ビオガルテンゆにわのさと)

Photo by Saori Shinohara(c)FASHION HEADLINE


吉野の間伐材がパウダーになって酵素とまざって発酵、酵素浴になり、そしてその役目を終えたら、今度は発酵堆肥となり植物を育てているという。この化学薬品を一切使わないというオーガニック発酵堆肥の畑、Biogarten斎庭の里(ビオガルテンゆにわのさと)を大阪・堺市で営む寺田将樹さんに話を聞いた。■口に入るものの安全前職は教師だったという寺田さんが農業を始めたのは8年程前。ひょんなことから、学校の畑や田んぼの世話をやり始めたのがきっかけだった。気になりだしたのは、農薬のこと。一部には完全なオーガニックはあるものの、出回っている農作物はほとんどが農薬や除草剤散布されたものだという事実に「人間が食べるものになんてことを」という気持ちになったという。本格的に農業に取り掛かりはじめてからは、「無農薬・無肥料」を志したという寺田さんだが、虫がついて虫食いだらけ。とても売れる代物ではなかった。
もう無農薬野菜は諦めようと、そんなときに出会ったのが、「酵素浴えん」を運営するFlavor(株)山口尚哉さん。酵素浴で使い終わったヒノキパウダーを肥料として農地にかぶせるというアイデアが生まれたのだ。

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