ルイ・ヴィトンより、新たなブランド広告キャンペーンを公開──それは、時を越え永遠に続く旅、多様な風景といくつもの国境を渡り遥かな彼方を目指す感動の旅、そしてこちら側と向こう側に何があるかを知りたいという無邪気な好奇心に導かれる旅です。ルイ・ヴィトンにとって旅は、現実世界の旅先を訪れることだけに留まりません。自身を発見するプロセスとしての内なる心の旅でもあります。現地のスタッフのみで編成されたチームの協力により、ヴィヴィアン・サッセンが撮影する夢のような風景が生命を宿し、メゾンのコアバリューである「旅の真髄(こころ)」、夢、日常からの脱出、世代から世代への継承、一貫した楽観主義などを視覚的に表現しました。
空想が飛び立った先はアイスランド──火と氷の国、心を鷲掴みにされる圧倒的な景観が広がる光と闇の国です。南部の黒い砂が広がる浜辺や神秘的な半島、それらとは対照的な夢想の世界さながらの北部のドラマティックな氷河湖や小さな溶岩洞窟を舞台に撮られた子供たちの姿。背景に広がる平原には氷と雪の層が柔らかく横たわり、霞んだ空の彼方から、太陽光がかすかに射し込んでいます。果てしなく広がる湖面に映る山々が、ブルーとグレーを静かに塗り分けています。