2017年11月15日 12:15
アキラナカ 2018年春夏コレクション - ベルギーの街、女性達の強さをエレガントに昇華
アキラナカ(AKIRA NAKA)の2018年春夏コレクション。今シーズンは、パリでの発表を始めたことから、改めてブランドの原点に立ち返るものづくりをした。また、デザイナーのナカ アキラがベルギー・アントワープでファッションを学んだことから、ベルギーの街の張り詰めた空気感や、そこで生きる強い女性たちからもインスピレーションを得ている。
凛とした強い女性像を演出するジャケット。テーラードジャケットは、袖の位置を少し上にずらすことで、肩パッドのような効果を生み出した。独特なデザインはまるで戦闘着のような力強い印象を与えるものの、くびれを強調するシルエットで、どこかエレガント。さらに、腕が脇から出るようなユニークなジャケットも登場した。
そして、ドイツなどヨーロッパを中心に流行した芸術運動「シュールレアリスム」からインスピレーションを得たウェアも。
「海老=固」「ヒョウ=柔」と相反する質感同士のイラストを並べたインパクトのあるシャツや、ボタンが歪んだかのように、斜めに流れてデザインされたコートなどがコレクションにスパイスを加える。
ブランドの原点である「カットや仕立てで魅せていく」服も見逃せない。