くらし情報『「金屏風展」箱根・岡田美術館で - 狩野派や琳派など約30点集結、“金屏風”チョコも』

2019年2月18日 14:00

「金屏風展」箱根・岡田美術館で - 狩野派や琳派など約30点集結、“金屏風”チョコも

「金屏風展」箱根・岡田美術館で - 狩野派や琳派など約30点集結、“金屏風”チョコも

「これぞ黄金の国・日本金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など ―」が、箱根・岡田美術館にて2019年4月6日(土)から9月29日(日)まで開催される。

狩野派や琳派などの金屏風約30点が集結
「これぞ黄金の国・日本金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など ―」は、屏風絵に黄金の装飾を施した金屏風を約30点集めた展覧会。展示室を埋め尽くすかの如く、金屏風が隆盛し始めた桃山時代から昭和初期にいたるまで、狩野派・長谷川派・琳派の作品を紹介する。

金屏風は、日常や儀礼の際の調度品として使われる一方で、幕府や有力大名から中国・朝鮮・ヨーロッパの国王に贈られるなど、外交上の重要な役割も果たしてきた。パネルを組み合わせ、全体を1画面として構成される迫力ある図像は、見応えのある仕上がりとなっている。

力強くも繊細な表現
中でも、狩野派の「春秋花鳥図屏風」は、力強さと繊細さの両方を兼ね備えた作品。金箔による金色が画面の多くを占め、厚みのある雲を表現する一方で、桜の花や孔雀などをきめ細やかなタッチで描いている。また、手前からモチーフを重ねるように描くことで奥行きのある空間を構成している点もポイント。
狩野派ならではの、重層的かつ力強く、優美な表現が見て取れる。

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