2023年7月5日 18:02
「あなたの足が小さな命を奪った」 立ち入り禁止エリアに『マナー違反者』が踏み入って?
自然を楽しむ観光地では、観光客のマナー違反がたびたび話題となります。
例えば、花の名所では観光客に踏み荒らされないよう、ロープ柵を張り巡らせていますが、無視して立ち入る人が少なくありません。
自分本位な行動をする人たちが、大切な命を愛で、育む場所を踏みにじってしまうのです。
残念な行為は日本各地で起こっており、とある海浜でも問題となっています。
千葉県の人工海浜で起きた悲劇
「産まれ来るはずの小さな命が3つ奪われました」
悲しみと怒りをにじませるコメントをTwitterに投稿したのは、日本各地に渡来する鳥『コアジサシ』の保護活動をしている、髭面燕鴎(@higeduraajisas1)さん。
コアジサシとは、レッドリストの絶滅危惧種II類に登録されている鳥で、河川敷や中洲、海岸の砂浜などを繁殖地にしています。
※写真はイメージ
砂地などに浅いくぼみを掘ったり、小石を寄せたりして簡単な巣を作る習性があるのですが、人間の行動によって壊れてしまうことも。
釣りやサーフィン、海水浴、写真撮影などのために人間が歩き回った結果、足元にある巣に気付かず踏んでしまうことがあるのです。
そのため、千葉県千葉市にある検見川(けみがわ)