2023年12月25日 10:00
『不揃いバウム』の揃っている部分はどこへ? 無印の回答に「そんな努力が」「素敵」
『無印良品』の大人気商品の1つである『不揃いバウム』。2017年の発売以来、幅広い世代に親しまれてきました。
味の種類がたくさんあり、選ぶ楽しみがある本商品ですが、「なぜ『不揃いバウム』という名前なの?」「そろった部分がまた別にあるってこと?」と気になったことはありませんか。
『不揃い バナナバウム』(無印良品提供)
そんな疑問を解決すべく、『無印良品』の商品を製造・販売している株式会社良品計画の広報・開発担当者に聞いてみました。
『不揃いバウム』の由来とは?
――人気商品『不揃いバウム』は、あまり不ぞろいには見えない。どこか不ぞろいなのか?
現時点で発売されるバウムの製法としては、まず焼いた『筒状』のバウムを等分して『棒状』にし、さらにそれを横に7等分して『スティック状』に切っています。これが『不揃いバウム』の形です。
しかし、等分はされているものの、若干焼き色も形も不ぞろいになるんです。
通常バウム作りでは、きれいに作るために「焦げ目の感じが違う」「丸みが違う」という理由で一部分が切って捨てられることもありました。
これでは「味は変わらないのにもったいない」ということで、不ぞろいの部分も含めて売るというところから生まれた商品です。