ウォーターサーバーを1年間放置すると… 専門家の解説にゾクリ
冷たい水やお湯をいつでも使える、ウォーターサーバー。
「水道水よりも清潔でおいしい」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
ですが、サーバー内のメンテナンスを怠ると、衛生状態が悪くなる可能性があります。
1年以上、ウォーターサーバーをお手入れしなかった結果が…?
宅配水サービスを手掛ける株式会社ナックが運営する、クリクラ中央研究所は、1年以上お手入れをしていないウォーターサーバーの雑菌増加数を発表。
コックから採取した水中の細菌数が、多いもので1㎖中に103オーダーまで増殖したとのこと。なんと水道水の10倍以上の細菌数がいるという結果になりました。
※写真はイメージ
専門家の見解は?
麻布大学の生命・環境科学部、臨床検査技術学科で教授を務める、古畑勝則さんは、ウォーターサーバーのメンテナンスについて、次のように見解を述べています。
ウォーターサーバーを利用し続けると、内部に汚れが蓄積し、メンテナンスによって除去しないと細菌が増殖します。
細菌が増殖すると、バイオフィルム(生物膜)を形成します。バイオフィルムは細菌のすみかですから、さらに細菌汚染は拡大し、悪循環が続きます。