えっそれも!? 火災につながる「レンチンできないモノ」を専門機関に聞いた【隠れ金属5選】
電子レンジは食品を温めるのにとても便利な家電。最近では電子レンジでチンして簡単にできるレシピも人気です。
しかし、中には電子レンジで温めることができないものがあり、これらをレンチンすると発火し、最悪の場合は火事になるかもしれません。
『レンチンできないもの』について、独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、『NITE』)に取材しました。
『NITE』は、経済産業省など関係省庁と密接に連携し、5つの事業分野(製品安全、化学物質管理、バイオテクノロジー、適合性認定、国際評価技術)で、日本の発展と暮らしの安全を支える取り組みを行っています。
『隠れ金属』に要注意!
『NITE』では「電子レンジは電磁波の力を利用して食品を温めています。金属は電磁波が当たるとスパーク(火花が発生)し、火災につながる恐れがあります」と説明しています。
「金属なんかレンチンしないよ」と思うかもしれませんが、実は意外なところで金属が使われていることがあるのです。
『NITE』は『隠れ金属に注意』として、以下のようなものに注意をうながしています。
画像提供:独立行政法人製品評価技術基盤機構
・食器の模様
・お菓子の袋
・パン袋の針金
・アルミパウチ
・カップ麺容器
これらに該当するものは電子レンジに入れないように注意しましょう!
注意が必要な食材もある
金属だけではなく、実は食材でも『レンチンNG』なものがあります。代表格は『卵』で、生卵だけでなく『ゆで卵』にも注意が必要です。
『NITE』は以下のように説明しています。
電子レンジで卵を加熱すると破裂することは広く知られていますが、『ゆで卵が入ったおでん』などの煮込み料理でも同様に破裂する恐れがあり、注意が必要です。
電子レンジ加熱は、マイクロ波と呼ばれる電磁波で食材内部の水分を温める仕組みです。
卵や切り込みを入れていない栗、膜や殻に覆われているイカなどの食材を電子レンジで加熱すると、食材内部の水分が気化して圧力が高まり、破裂しやすくなります。
取扱説明書を読みましょう
『NITE』が繰り返し注意喚起を行っているのは「家電の取り扱い説明書をきちんと読みましょう」ということです。
調理家電に容器を入れて加熱する際、種類や材質によっては取扱説明書で禁止されているものがあります。
例えば、電子レンジに金属製の容器やアルミホイルを使用すると「金属部分から火花が発生して発火する恐れがある」として、使用が禁止されています。
しかし、オーブン機能つき電子レンジの場合、「加熱モードによっては金属製品やアルミホイルの使用が可能になる」など、調理方法に応じて注意事項が変わることもあるのです。
思わぬトラブルを避けるためにも、面倒くさいからとサボらずに、取扱説明書を読むようにしましょう。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]