愛あるセレクトをしたいママのみかた

無断駐車したら捕まる?捕まらない? 元警察官が回答「私有地の場合…」

grape
無断駐車したら捕まる?捕まらない? 元警察官が回答「私有地の場合…」

自分が契約している月極駐車場に、見知らぬ車が停められていたら、誰でも困惑するでしょう。

すぐにでも移動してほしいものですが、駐車場への無断駐車は犯罪なのでしょうか。

本記事では元警察官である筆者が、無断駐車が犯罪に当たるのかを解説するとともに、実際に被害に遭った場合の適切な対処法について分かりやすく紹介します。

『無断駐車は犯罪?』結論と理由


結論からいうと、駐車場への無断駐車は直ちに犯罪として刑事罰の対象になるわけではありません。多くの場合、民事上のトラブルとして扱われます。

もう少し詳しく説明すると、無断駐車を理由に道路交通法違反として取り締まりを受けることはありません。

なぜなら、道路交通法は公道を対象とした法律であり、月極駐車場などの私有地には原則として適用されないためです。

駐車場は『道路』ではなく、管理権限は土地の所有者や管理者にあります。
そのため、無断駐車があった場合でも、駐車違反として反則切符が切られることはないのです。

法的責任と刑事罰に問われるケース


ただし法的責任がないわけではありません。

駐車場は私有地であるため、無断駐車は原則として民法上の不法行為に該当します。

そのため、直ちに犯罪とならない場合であっても、土地の所有者や管理者から民事訴訟を起こされ、損害賠償を請求される可能性があります。

例えば、本来利用できたはずの駐車料金や営業機会の損失などが損害として認められることがあります。

無断駐車したら捕まる?捕まらない? 元警察官が回答「私有地の場合…」

※写真はイメージ

さらに、悪質なケースでは刑事責任を問われる可能性もあります。

立ち入り禁止の看板やチェーンなどが設置されているにもかかわらず、侵入した場合には『住居侵入罪』や『建造物侵入罪』が成立することがあります。

また、所有者や管理者から退去を求められたにもかかわらず、応じない場合には『不退去罪』に問われる可能性もあります。


このように、無断駐車は軽い気持ちで行ったとしても、思わぬ法的責任を負うおそれがあります。トラブルを避けるためにも、そのリスクを十分に理解しておくことが重要です。

実際の対策


では、自身の月極駐車場や店舗に見知らぬ車が停められていた場合、どのように対応すればよいのでしょうか。

トラブルを避けるためにも、冷静かつ適切な対処が重要です。

1.張り紙などで警告する


所有者として警告文を作成し、ワイパーに挟むなどして無断駐車であることを伝えましょう。

この際の注意点は次の通りです。

・脅迫めいた表現は使用しない。

・紙などを使用し、車を傷つけない方法で掲示する。


後から『脅迫された』『車を傷つけられた』といった不要なトラブルに発展するのを防ぐためです。

2.警察へ通報する

無断駐車したら捕まる?捕まらない? 元警察官が回答「私有地の場合…」

※写真はイメージ

駐車場は私有地のため、警察が反則切符を交付したり、強制撤去したりすることはできません。しかし、状況に応じて所有者へ連絡し、注意を行うことがあります。

実際に駐車苦情は多く寄せられており、その場で車の所有者が判明し、指導に至るケースもありました。

3.民事手続きを検討する


悪質な場合は、損害賠償請求などの民事訴訟を検討することも1つの方法。

無断駐車への対応は、感情的にならず、法的手段に基づいて冷静に進めることが大切です。

まとめ


駐車場は私有地であるため、警察に通報しても直ちに撤去したり、犯人を逮捕したりできないのが現状です。

歯がゆいかもしれませんが、紙での警告や民事手続きを通して、冷静な対応を心掛けましょう。


[文・構成/りょうせい]

提供元の記事

提供:

grape

この記事のキーワード